スターバックスと言えば、シックなカラー&ウッディなインテリアが特徴だが、その枠を超えた『コンセプトストア』と呼ばれる特別な店舗がある。たとえば、特徴的な建築の福岡大宰府店、海外では香港の伝統的な喫茶店をモチーフにした「スタバ冰室(ビンサッ)」などなど。
そのなかで「世界一美しいスタバ」と称される店舗が、日本にあるのをご存知だろうか? 東京? それとも京都? いや違う。それは……富山県だ! なぜ富山!? ちょっと色々想像がつかないが、何がそんなに美しいのか実際に行ってみた。
・スタバ富山環水公園店
「世界一美しいスタバ」と呼ばれるのは、富山市にある『スターバックス富山環水公園店』だ。運河を生かした公園内にある店舗である。
店の外観は、一言でいえば「ガラス張り」だ。キレイっちゃキレイだが、ハッキリ言ってガラス張りの建物なんてそう珍しいものでもない。一体、何がそんなに美しいのか。
・富山県民に聞いた「環水公園店が特別な理由」
というわけで、環水公園のスタバを激推ししてくれた県民に、何がそんなに美しいのか聞いてみた! 何でも外観でもインテリアでもないそう。窓際の席に座ればわかるという。
ということで、運河の水門を臨む席に座ったのだが、こ、これは……!! 確かに美しい! ガラスの向こうに広がる景色がめちゃくちゃキレイなのだ。夕方になると水門を照らす夕陽がとても美しい。
何もせずにボーっと外を見るなんて、なんと贅沢な時間か。これは1日過ごせるレベル。ちなみに夜は公園がライトアップされるので、その夜景も素敵なのだそうだ。
・春は桜、冬は雪化粧
店員さんにも聞いてみたところ、やはりお店の推しは景色とのこと。公園は夜にライトアップされてとても美しいそう。また、「春は桜で、夏は緑に花火大会、秋には紅葉、冬はもちろん雪景色。日本の四季を全てココで堪能できるんですよ~」。薄く雪化粧した頃が一番のオススメとのことだった。
・日本とは思えない穏やかな空気
建物だけでなく、景色を含めた雰囲気が「世界一美しいスタバ」と呼ばれ続ける理由なのだろう。よくよく観察してみると、ランニングをしている人、超でっかいワンコを散歩させている人、芝生の上でお昼寝中から、ジャグリングの練習をする人などなど、思い思いに過ごしていた。
なんだよココ外国かよ!? なんというか、日本とは思えないゆったりした空気。煩わしい日常からログアウトしたような気分になった。店内はやや混んでいたものの、確かにこれは癒されますなぁ。ガラス張りにして大正解だ!
なお、同店が「世界一美しいスタバ」と呼ばれるようになったきっかけは、2008年に「ストアデザイン賞最優秀賞」を受賞したからなのだとか。結構前の話なんだなぁ。まぁ、細けえこたぁいいんだよ! なお、立地は新幹線の駅からも徒歩10分程度だ。一度立ち寄ってみるといいかもしれないぞ。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 スターバックス富山環水公園店
住所 富山県富山市湊入船町5 富山富岩運河環水公園
時間 8:00~22:30
参考リンク:tenki.jp
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
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▼「世界一美しい」と言われる富山のスタバに行ってみた
▼昼間は外国の公園みたい
▼夕陽を浴びてもキレイ
▼夏、クリスマスやバレンタインには花火大会も行われる。スタバからも見えるかな?
▼桜の季節にも行ってみたい
▼建物が美しいだけじゃない! 公園と一体化した姿が美しいのかもしれない
▼ちなみにテラス席は喫煙&ワンコ同伴OKだったぞ! これも羨ましい~