ハンバーガーの主役は肉である。バンズやパテ以外の具、さらにはバランスなどももちろん重要だが、それでもハンバーガーの主役は肉であろう。特にファストフード店ではないハンバーガーショップに足を運ぶ人の多くは、荒々しいまでの「肉」を求めているに違いない。
第13回を迎えた「最強ハンバーガー決定戦」は、そんな “肉が主役のハンバーガー” で有名な『マンチズバーガー シャック』をご紹介したい。屋台からの叩き上げで都内屈指の人気店に登りつめた同店の最大のウリは、とにかく「肉」である。
・移動販売店からキャリアスタート
いきなりだが結論から言ってしまおう。今回『マンチズバーガー シャック』で食べたのは、同店でも人気の「自家製ベーコンチーズバーガー」で価格は税込1500円だ。ゴツゴツしたパテはマジ最高! だがそれよりも心に残るエピソードが、あの日あの時あの場所で起きたのだ。
それはさておき、しっかりと『マンチズバーガー シャック』のご紹介をしておこう。東京は三田に店を構える同店は、冒頭でもお伝えした通り、移動販売車でハンバーガーショップをスタートした異色の経歴を持つお店である。
・事件発生
移動販売であろうとウマいものはウマい! 噂はジワジワと広がり、現在の三田に店舗を構えたのは2011年のこと。以来、都内でも屈指の人気バーガーショップとして、絶大な人気を誇っている。
記者が訪れたのは平日の12時半頃。どの駅からも「アクセス抜群!」というわけではないが、店内は地元のOLやビジネスマンらしき人たちで満席であった。記者も最後尾に並び待つこと20分ほど。ここで致命的なミスをやらかしてしまったのだ……。
同店は前会計制なのだが、注文したのに財布に金が入っていない! し、しまった!! 申し訳ない気持ちでいっぱいになり「あ……、後でもう1回来ます!」と伝えると店員さんはニコリと微笑み「大丈夫ですよ。すぐそこにコンビニがあります。作っちゃっていいですか?」と答えてくれたのだ。……さては神ですか?
・全員が親切
その後ダッシュでコンビニへ向かい、噛みしめた「自家製ベーコンチーズバーガー」がポテンシャル以上に美味しく感じたことは言うまでもない。また、店内を観察していて素晴らしいと思ったのは、特定の店員さんだけが親切なのではなく、全員の気配りがハンパないことであった。
ケチャップの補充や、お客さんの見送りに至るまで、おそらく店主さんの気持ちが全員に共有されているのだろう。塊肉を叩いて作った荒々しいパテにも満足したが、それ以上に心が満たされた『マンチズバーガー シャック』であった。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 マンチズバーガー シャック (MUNCH’S BURGER SHACK)
住所 東京都港区芝2-26-1
時間 平日ランチ11:00~15:00 / 平日ディナー17:30~21:00 / 土曜日11:00~21:00 / 日祝11:00~16:00
休日 月曜日
参考リンク:マンチズバーガー シャック
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
こちらもどうぞ → シリーズ「最強ハンバーガー決定戦」
▼マンチズバーガーシャックだ。昼は行列覚悟の人気店である。
▼こちらが「自家製ベーコンチーズバーガー」
▼この肉々しさ!
▼ポテトは生のポテトから作っているらしいぞ。
▼味も接客も最高だった。