高いところ大好きなそこのアナタに朗報だ。2016年7月1日、大阪に日本一高い観覧車が開業したぞ。ハルカスと言い、大阪は高いところが好きなんだな。しかし、驚くにはまだ早い。こちらの観覧車の魅力は高さだけではないのだ。なんと全面ガラス張りなんだとか!
上を見ても下を見ても横を向いても360度スケッスケ! まるで空中に浮いているようだ!! ん? ということは……もしかして、アレが見えちゃうんじゃないの。スカートで乗ったら、パンツが見えちゃうんじゃないの!? けしからん、実にけしからんっ!! 非常事態なので、全国民に代わって検証してみることにした。
・とにかくスケスケ観覧車
大阪エキスポシティにオープンした日本一高い観覧車 “レッドホースオオサカホイール” 。高さは123メートルだ。京都は東寺の五重塔が55メートルなので、五重塔2個分以上。今までは東京の葛西臨海公園にある観覧車が117メートルで一番高いということなので、それより6メートルもアップしている。
高さも重要だが、大切なのはシースルーであること。観覧車の真下に立ち、上を見上げると乗っている人の足が肉眼でも確認できた。しかも割とハッキリと。これはアカンやつやで!! スカートはいてたらおパンツが見えるんじゃないのか?
・スカートをはいて乗ってみた
善は急げだ。実際に現場で検証することにした。わかっていたとは言え、乗ってみると足元がスケスケって怖い。高いところが好きな記者でも割とガクブルだ。しかも椅子以外はすべてガラス張りなので、何となく不安な気持ちになる。付き合う前の男女が一緒に乗れば、吊り橋効果で即カップルになれそうな勢いだ。
さあ、問題のパンツだが結論から言おう。見えた! 大事なことなのでもう一度言うが、見えたぞ!! 検証には、スカート姿の男性(30代)に協力してもらったが、くっきりと彼のソレを見てしまった。ごめんなさい。ただし……!! 見えるのは “観覧車内で立っていた場合に限る” のだ。
先ほど言ったように、ほとんどの乗客が、怖さと不安さからかイスに座ったまま。楽しくてテンション上がり過ぎて、観覧車の真ん中に立って踊るのは記者くらいだろう。逆に言えば、立ちでもしない限りパンツが見えることはない。実際のところ、中で立っている人はほぼいなかった。
・なぜシースルーの観覧車にしたのか
しかしなぜ、こんな危うい観覧車を作ったのだろう。作る段階で問題にならなかったのだろうか。広報の担当者に尋ねてみたところ、
「特にそうした危険性について話し合われることはありませんでした。お客さまに高さと迫力を実感していただきたい、その一心でできた観覧車だと言えます」
とのこと。
え……マジっすか。少しも考えなかったとは! そんな穢(けが)れを知らない少年のような答えが返ってくるなんて予想外だ。逆に記者の心が汚れ過ぎている気がしてきた。まぁ、実際のところ見えるチャンスはそうあるものではないので、気にするほどでもないのかもしれないけど……。
・パンツ界のマエストロも注意喚起
いや、でもやっぱり気になるところでしょ! そこでパンツ界のマエストロ・白い三角定規さんにコメントを求めたところ
白「これは……これは本当に、本当に大変なことです!決して “パンツを観ようとしたわけではない” のに観覧車を見上げたらパンツが見えてしまっただけ……なのです。観覧車を見上げたら観パン者になっていた、みたいな状況ですね。
そんな奇跡の瞬間は、おそらく何年に一度……いいや、何十年に一度しか来ないでしょう。もしかしたら、オーロラよりも観測するのは難しいかもしれません。でも、見れない可能性はゼロではない。これがロマンです。大阪に引っ越すことを検討したいと思います。ただし女性の皆さんは気をつけてください」
──とのことだった。
移住まで考えさせるパンツの魅力とは何なのか。それはさて置き、白い三角定規さんが言うように、見える可能性があるとはいえ、実際に出会える瞬間はほとんどないだろう。
女性諸君は注意しつつ乗ることをオススメしたいが、これまでにない観覧車であることは確か。老若男女問わず、ぜひとも一度乗ってみてほしいものである。
・今回ご紹介した施設の詳細データ
施設名 レッドホースオオサカ ホイール
住所 大阪府吹田市千里万博公園2-1 EXPOCITY内
時間 10:00〜23:00(L/O16:00)
定休日 EXPOCITYに準ずる
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
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▼屋根より高い観覧車
▼360度スケスケです
▼足元ガラス張りは割と怖い
▼上を見ると……
▼見えちゃいそう
▼でも踊っちゃうほど楽しい
▼椅子に座っている限りは絶対に見えない
▼当日チケットは1000円から
▼お土産売り場も充実
▼マスコットキャラ “マルミエくん” もかわいい