世界各国で開発されている人間型ロボット。日本ではHondaのASIMO(アシモ)などが古くから知られているが、今、日本で最も身近な人間型ロボットといえば、やはり「Pepper(ペッパー)」だろう。
実際に飲食店や携帯ショップなどで接客もこなしているこのPepper。なんとロシアで、そんなPepperのような人間型ロボットが路上に逃亡し、道路を塞いで渋滞を引き起こしてしまったというのだ。
・ロボットを開発したのは「プロモボット社」
今回逃げ出したロボットを開発したのは、ロシアの『プロモボット(Promobot)社』だ。同社のホームページによると、その話題のロボットは最新バージョンの「プロモボットV3」で、今秋発表予定とのこと。
・自動移動機能のテスト中
そんな新型のプロモボットだが、逃げ出した当日は、会社のテスト用地でロボットの自動移動機能のテスト中であったという。しかし、テスト用地のゲートが開きっぱなしになっていたことに誰も気づかず、知らないうち一般の路上へ出て行ってしまったのだそう。
・道路の真ん中でバッテリー切れ
さらには、道路の真ん中でロボットのバッテリーが切れてしまい、結果的に渋滞を引き起こしてしまったとのこと。この件についてロシアの一部メディアでは、「宣伝の為の策略ではないか」という憶測も飛び交っているようだ。
・Pepperをゴツくした感じ
動画には、道路の真ん中に佇むロボットの姿が収められている。映像をよく見ると……ん? なんとなくPepperっぽいが、ちょっと雰囲気が違うぞ。Pepperをゴツくした感じで、なんともロシアらしいワイルドな風貌だ。
今回はたまたま路上に出てしまっただけとのことだが、とにかく大きな交通事故に至らなかったのが幸いである。今後、おそロシアな事故が起こらないよう、ロボットの管理は慎重に行って欲しいものだ。
参照元:YouTube、Promobot、BBC NEWS(英語)
執筆:K.ナガハシ
▼ロボットが路上に佇んでいる映像がこちら。