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渥美清主演、山田洋次原作・監督の映画、男はつらいよ。「1人の俳優が演じた最も長い映画シリーズ」としてギネス記録に登録されるなど、日本映画史に残る傑作の1つといっても過言ではないだろう。なにせ全48作で合計7957万3000人を動員しているというから驚きである。

そんな「男はつらいよ」は、葛飾柴又を舞台に繰り広げられ、京成金町線 “柴又駅” 前には「フーテンの寅像」が設置されているが、2017年3月までに寅さんの妹の『さくら像』が設置されることが決定したのだ。これは柴又の新観光スポットになるに違いない。

・ファンの要望で実現

1999年に柴又駅前に設置された「フーテンの寅像」。今では多くの人が記念撮影をする観光スポットとなっているが、寅さんの視線の先に「さくら」がいてほしいというファンの声に答えるかたちで、さくら像の制作要望書が柴又地域から葛飾区に提出され、葛飾区が銅像を制作・設置することになったという。

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立派だなぁ。

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この決定に山田洋次監督も、さくら役の倍賞千恵子さんも喜びの声を寄せている。

・山田洋次監督のコメント

「この度『男はつらいよ』を大切にしてくださる柴又地域とファンの皆様からのご要望により、さくらの銅像ができることになりました。柴又駅前で故郷を寂しく振り返る “フーテンの寅像” の視線の先に、最愛の妹・さくらの姿が優しい微笑をうかべて立っていてくれるとすれば寅さんはどんなに嬉しいことでしょうか。

突然帰ってくる寅さんをやさしく迎え入れる さくらのように参拝客や旅人を、いつでも『おかえりなさい』と迎えてくれる柴又は、今でも映画で描かれた下町人情をそのまま感じさせてくれる町です。寅さん、さくらの二人に会いに多くの方が葛飾柴又に訪れてもらえることを願っております」

・倍賞千恵子さんのコメント

「第48作の映画から20年以上経った今でも、こうして『男はつらいよ』が注目されることに改めてこの映画の偉大さを感じます。さくらが銅像になることは少し恥ずかしい気もしますが、それだけ多くの方に愛されている役を演じさせていただいたことを大変誇りに思います。

昭和44年から28年間演じたさくら、そして撮影を通じて人の温かみを感じることができた葛飾柴又には思い入れがあります。柴又駅から旅立とうとしているお兄ちゃんとお兄ちゃんを見守るさくらに会いに、たくさんの方に柴又にお越しいただきたいと思います。賑やかなことが大好きなお兄ちゃんも、きっと喜んでくれると思います」

ファンならば目頭が熱くなるようなコメントで、これから完成する「さくら像」も、きっと微笑ましい風景になることだろう。完成の日まで楽しみに待ちたい。

参照元:男はつらいよ公式HP
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼寅さん像の視線の先に「さくら像」が……胸アツである。