第1作、劇場版「男はつらいよ」の公開から50年──。2019年12月27日、シリーズ最新作『男はつらいよ お帰り寅さん』が公開される。1997年公開の第49作「男はつらいよ 寅次郎 ハイビスカスの恋」から22年ぶりとなる本作で、寅さんはどのように復活するのか? ファンは非常に気になるところだろう。

そこで今回は映画公開を記念し「男はつらいよ 寅さんあるある70連発」をお届けしたい。このあるあるを全ての寅さんファンに捧げます──。

・男はつらいよ 寅さんあるある50連発

その1: 話の流れはわかりきっている。
その2: 恋して、フラれて、旅に出る。その繰り返し。
その3: だがそれがイイ。
その4: オチはわかっているハズなのに「今回は寅さん付き合えるかも!」と思ってしまう瞬間がある。
その5: だが結局は成就せずに終わる。
その6: そしてまた旅に出る。
その7: オープニングの夢落ちの安定感。
その8: タコ社長は必ず悪役にさせられている。
その9: 映画とオープニング曲の一体感は異常。
その10: 歌詞を見なくても余裕で歌える。
その11: 寅さんの噂をしていると寅さんが帰ってくる
その12: おばちゃん「寅ちゃん、今回は長いねぇ」
その13: おいちゃん「どうせまた女でも追いかけてるんだろ」
その14: さくら「やだわ、おいちゃんたら。でも電話くらいくれればいいのに」
その15: その直後に寅さん帰宅。
その16: しかも何故かコソコソ帰宅するパターンが多い。
その17: おいちゃん「気付かないフリするんだぞ! 自然に、自然にな!!」
その18: 結局ぎこちなくなって寅さんブチギレ
その19: そこに登場するナチュラルなヒロシ。
その20: ヒロシ「兄さん、帰ってたんですか。おかえりなさい」
その21: 物語序盤の帰宅はフリ。すぐに大喧嘩してまた旅に出る。
その22: おいちゃん「出ていけ! もうお前の顔なんか見たくねえ!!」
その23: 寅さん「それを言っちゃぁおしめえよ」
その24: さくら「どうしても行っちゃうの? お兄ちゃん。せめて一晩だけでも……」
その25: 旅に出る寅次郎。すぐに反省して手紙をよこす。
その26: その字がビビるほど下手くそ。
その27: 旅先でマドンナと出会う。
その28: そのマドンナと柴又で再会する。
その29: なんだかんだで結局はフラれる。
その30: そしてまた旅に出る。
その31: 本当にこの繰り返し。
その32: 寅さんがフラれるパターンが王道だが、惚れられるパターンが最高。
その33: 行ける! チャンスだ、寅次郎!!
その34: 千載一遇のチャンスきたぁぁぁああああ
その35: だが最後は寅次郎の腰が引けて終了。
その36: また旅に出る。どうしたいんだよ、寅次郎!
その37: マドンナが全員可愛い。
その38: 八千草薫は女神。
その39: 松坂慶子も女神。
その40: 吉永小百合も女神。
その41: 大原麗子は全宇宙の女神。
その42: そのマドンナたちとすら一線を画すリリー(浅丘ルリ子)の存在感
その43: やっぱり寅さんはリリーと結ばれるべきだったよなぁ、としみじみ思う。
その44: メロン騒動は何度見てもおもしろい。
その45: 寅さんとリリーの相合い傘のシーンは最高でしかない。
その46: 大原麗子の「私、寅さんのこと好きよ」のシーンでキュン死。
その47: それでも結ばれないもどかしさ。
その48: 歴代のマドンナたちと並んでも輝きを放つ さくらの凄み。
その49: ハイソックス姿が可愛い。
その50: 声も可愛い。
その51: お兄ちゃん想いのところも可愛い。
その52: つまり全部が可愛い。
その53: 寅さんの財布にお金をねじ込むシーンが最高に泣ける
その54: さくら「もっとお金持ってくれば良かったね」
その55: 寅さんの素直さは異常。
その56: 影響のされ方がエゲツない。
その57: 誰かからの受け売りはあたり前。
その58: すぐに自分のものにする技術は超1流。
その59: ただし、マッハで忘れる。
その60: どんなに寅さん贔屓でも、明らかに寅さんが悪いことも結構ある
その61: でもそれを反省する寅さんが好きだよ!
その62: 的屋の口上を覚えてしまう。
その63: 四谷・赤坂・麹町、チャラチャラ流れる御茶ノ水。
その64: 寅さんやヒロシの口調も真似できる。
その65: 「男はつらいよ」を見た翌日は口調が寅さんっぽくなる。
その66: 「よお、青年」と言いがち。
その67: 「故郷(くに)はどこだい?」と聞きがち。
その68: あまりにもしつこいので周囲からウザがられがち。
その69: それでもやり続けるけどな。
その70: 『男はつらいよ お帰り寅さん』が楽しみ。

参考リンク:男はつらいよ公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:©2019松竹株式会社

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