2016年5月8日、ネット上で1軒のカレー屋が話題になった。そのお店では7段階の辛さを選ぶことができる。ここまではいたって普通のカレー屋なのだが、その辛さのネーミングが斬新! 段階ごとにエフェクターの名前がついている。たとえば、1段階は「CHORUS(コーラス)」、2段階は「DELAY(ディレイ)」といった具合だ。
さらに調べると、そのお店は東京・吉祥寺の「モンタナ」であることが判明したので、さっそく行って、辛さ5の「OVERDRIVE(オーバードライブ)」に挑戦したところ……。辛~~いッ! これは辛い!! 匂いだけで、もう辛い!
・オシャレなカフェ?
お店はJR吉祥寺駅北口から徒歩約5分のところにある。外観はオシャレなカフェと言った感じ。店構えと、あの辛さエフェクトがマッチしない感じなのだが。メニューを見ると、たしかにエフェクトの名前が書いてある。
・モンタナ 「辛さにエフェクト」の種類
レベル1 CHORUS(コーラス) +30円
レベル2 DELAY(ディレイ) +60円
レベル3 WOW(ワウ) +90円
レベル4 FLANGER(フランジャー) +120円
レベル5 OVERDRIVE(オーバードライブ) +150円
レベル6 DISTORTION(ディストーション) +180円
レベル7 FUZZ(ファズ) +210円
バンド経験者には耳馴染みの言葉だ。まあ、なんとなく言いたいことはわかるけど、味については良くわからない。注文してみればわかるか。ということで私(佐藤)は、ポークカリー(1080円)を注文することにした。
・超カワイイスタッフの方
注文前に辛さの目安を聞きたい。できることなら、OVERDRIVE にDELAY をかけたいと思ったので、超カワイイスタッフの方に聞くと、上位の辛さ(OVERDRIVE)が勝って、下位の辛さ(DELAY)の意味がなくなってしまうと、超カワイイスタッフの方が教えてくれた。
仕方なく、DELAY は諦めて、OVERDRIVE だけに。一体どれくらいの辛さなのか、その点についても、超カワイイスタッフの方に尋ねると、「辛いのが得意な人なら~……」といたって普通の答えが返ってきたので、とにかくそれで超カワイイスタッフの方にお願いした。
ちなみにこのお店、ゆで卵か目玉焼きのトッピング無料。大根サラダもついてくる。
・匂いが辛い!
しばし待つと来た! ポークカリーのOVERDRIVE だ! こ、これは!? 匂いを嗅いだだけでわかる。山吹色の波紋疾走(オーバードライブ)を思わせるような、激しい辛さが鼻腔を抜ける。匂いだけで十分に辛い。“レベル5” でコレだと、“6” や “7” は確実に食えないだろうなあ。少なくとも、辛味に強くない私は。
・でも耐えられる
さっそくルウを一口食べてみる……。うーーん! 来る、ピリリと来る!! ライトな歪みではあるものの、たしかにうねるように辛みが口のなかを駆け巡っている。うーーん!! 辛い。しかし耐えられない辛さではない。激辛マニアなら、もしかしたら物足りないと感じるかも。辛いモノに強いという人はレベル6や7に挑戦しても良いかも。
・ポークがデカい!
ちなみにポークカリーに入っている豚肉は、かなりデカい! しかしじっくりと煮込まれているので、スプーンでもホロリと崩れる柔らかさ。そしてほのかに甘い。ルウの辛さと相まって、甘さが際立って感じられた。
・もう1人の超カワイイスタッフ
帰り際、会計時に最近ネット上でお店のことが話題になっているので、お客さんが多いんじゃないですか? と、もう1人の超カワイイスタッフの方に聞くと、GWほどではないと教えてくれた。まあ、とにかく辛さにエフェクトをかけたい人は、超カワイイスタッフのいるモンタナに行ってみると良いだろう。
・今回訪問した店舗の情報
店名 モンタナ
住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-10-2 本町田中ビル 1F
営業時間 11:30~22:30(訪問時15:00から昼休憩があった)
定休日 無休
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼7段階の辛さ。5段階目の「OVERDRIVE」が本格的な辛さの境界線かも