突然だが、絵を描く時に最も大切な作業とは何だろうか。下書き? 塗り? いやいや、それより前にまずは “見る” ことである。描くモノの形はもちろん、影の濃淡やつき方をどれだけ細部まで丁寧に観察することができるか。絵のウマさとは、“目の良さ” と言っても過言ではない。
特に鉛筆画は影のつけ方で光、質感、色を表す。誤魔化しが効かず目の良さが問われるものだ。現在、そんな鉛筆画で橋本環奈さんの似顔絵を描く4分弱の動画が話題になっている。サムネイルを見た時、あなたはまずこう思うことだろう。え? これ写真ちゃうの!? 瞳に魂が宿るレベルの超絶写実的なドローイングは鳥肌必至だ!!
・写真……じゃない!?
映像を再生すると、まず完成した絵が映し出されるのだが、私(中澤)は当初、これを参考にした写真だと思い込んでいた。瞳からは生命の光を感じるし、唇の色、髪の質感までリアルに表現されている。鉛筆のみで描いているということが信じられないレベルである。
・生命の輝きが描きこまれていく
しかし、映像を進めていくと、まぎれもなく鉛筆のみで描かれている。最初の瞳を描き始める段階では鉛筆感がビシバシ出ているのだが、そこから黒の濃淡のみで見事に光と色が紙に落とし込まれていく。両目を描いた時点ですでに宿り出す生命の輝き。スゲーーーーーー! 鳥肌が止まらねェェェエエエ!!
・目の錯覚でカラフルに
特に「おおっ!」と思ったのは、唇をドローイングするシーン。細かい部分をよく見ると、やはり「黒」のみなのだが、全体を含めて見た時に、目の錯覚で薄ピンク色にテカっているように見える。
また、頬や髪などそれぞれの光のニュアンスの違いにも息をのまずにはいられない。橋本環奈さんの「1000年に1人の美少女」と言われる輝きが完全に表現されている。
なお、似顔絵は1枚あたり大体10時間~15時間で完成するという。この絵を描いている古谷振一さんのYouTubeチャンネルには、石原さとみさんや新垣結衣さん、 柴田理恵さんからテイラー・スウィフトさんまで、さまざまな有名人の鉛筆画動画が投稿されているので、そちらも要チェックだ。
▼橋本環奈さんの鉛筆画! 瞳に魂が宿るレベルだ
▼石原さとみさん。唇のニュアンスまで完璧!
▼色鉛筆でカラーのテイラー・スウィフトさん。カラー写真レベル
▼YUIさん。ギターや背景の質感まで凄すぎて笑った
▼なぎら健壱さん。男性も完全に再現
▼柴田理恵さん。最初の目を描いてる部分が怖い……
▼新垣結衣さん。惚れてまうやろーーーーーー!