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大人だったら、サラリと己の知識を披露したいもの。心の中ではどんなに「どやぁぁあああ!」と思っていても、クールにキメるのが、スマートなレディース&ジェントルメンである。

そんな「知ってたらちょっとカッコE」使える豆知識を伝授するのが、『大人のドヤ顔知識』のコーナーだ。記念すべきだ1回目は、「三菱鉛筆と三菱グループは全くの無関係」というドヤ顔知識である。ここで勉強して、いざという時に心の中でドヤ顔をキメようぜ!

・名前もロゴも一緒

大手文房具メーカーである「三菱鉛筆株式会社」を、三菱商事・三菱自動車・三菱東京UFJ銀行などの「三菱グループ」だと勘違いしている人は多いことだろう。それもそのハズ、社名の「三菱」はもちろん、3つのダイヤをかたどった、通称 “スリーダイヤ” のロゴまで同じだからだ。

だが「三菱鉛筆株式会社」と「三菱グループ」は全くの無関係で、もちろん資本関係もない。三菱鉛筆が1887年に「眞崎鉛筆製造所」として創業したのに対し、三菱グループの前身は土佐藩が経営していた「九十九商会」で、後に土佐藩士であった岩崎弥太郎が買い受け個人企業としたものである。

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・GHQさえも勘違い

ちなみに、スリーダイヤの商標登録は「三菱鉛筆株式会社」の方が、「三菱グループ」より10年早い1903年に済ませている。後発の「三菱グループ」のスリーダイヤは、創業時の九十九商会が、船旗号として採用した三角菱のマークが原型ということだ。

だが全く無関係ではあるもの、お互いに超有名企業なので、同グループだと勘違いされることは多いらしい。その最たるものが終戦後の “財閥解体” で、あのGHQですら「三菱鉛筆」を三菱財閥の系列企業と勘違いし、商標の使用禁止を迫ったという。

・気を付けてドヤ顔すべし!

ここまで紛らわしければ「三菱鉛筆は三菱グループの企業」と、思い込んでいる人が多いのも頷ける。だからこそ……! 「アーハン? 三菱鉛筆は三菱グループとは無関係なんだぜ、セニョリータ?」 とドヤ顔できるに違いない!! 

ただし、その場にこの事を知ってる人がいた場合メチャメチャカッコ悪いから、ドヤ顔は心の中で留めておくことをオススメするぞ!

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼紛らわしいが「三菱鉛筆」と「三菱グループ」は全く関係ない企業同士である。
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▼細心の注意を払ってドヤ顔すべし!
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