納豆やドリアン、くさやなどをブッチぎり、世界で最もクサいといわれる食べ物が、スウェーデンが誇るニシンの塩漬け『シュールストレミング』だ。そのクサさは目がチカチカするほど強烈で、1度体験したらトラウマ確定の圧倒的な破壊力である。
記者もつい先日、人生初の “シュールストレミングの洗礼” を受けた。「もう2度とあんな思いをしたくない!」「マジでキツかった!!」と社内で語っていたところ、「世界一クサいシュールストレミング(笑)」「大げさすぎ(笑)」と余裕をかます1人の男がいたのだ……。
・「大げさ(笑)」と豪語する中澤記者
「世界一クサい食べ物って大げさすぎでしょ(笑)」と余裕をかましていたのは、当編集部最年少の中澤記者である。若気の至りなのか、彼はそもそもクサい食べ物の存在自体を認めていないらしい。中澤記者によればこうだ。
「納豆なんか全然クサくないですよ。ドリアンだって高級フルーツだし、くさやだってウマいから今でも食べられてるんでしょ? シュールストレミングってスウェーデンの珍味ですよね? クサいかもしれないけど、その中に旨味があるハズでしょ。大人なのに大げさすぎる(笑)」
・「モリモリ食ってもらおうじゃねーか!」
これを聞いたシュールストレミング経験者の私(P.K.サンジュン)と佐藤記者は大激怒! そういう次元じゃねーんだよ!! 「だったらモリモリ食ってもらおうじゃねぇか!」「いつか絶対に制裁してやる!!」と、“その日” を待ちわびていたのだ。
──そしてその日はやってきた。制裁の気配を悟られないため、抜き打ちで中澤記者を呼び出し、同じくシュールストレミング童貞のGO羽鳥にも同席してもらった。部屋の中は早くも異臭が充満し、余裕しゃくしゃくだった中澤記者にも若干焦りの色が見て取れる。
・シュールストレミングご飯
今回用意したのは、その名も『シュールストレミングご飯』だ。白米の上にペロッと1切れのシュールストレミングを乗せたご飯で、切り身は水で洗っている。私と佐藤記者は水洗いしていない状態をダイレクトに食らっているので、かなり優しい内容といえよう。
ふてぶてしかった表情はどこへやら「食える!」「行ける!!」と珍しく気合いを入れる中澤記者。普段は超クールなのに……。そしてシュールストレミングご飯を口に運ぶと目を閉じたままこう呟いた。
「……アカン」
結果的には中澤記者も、“シュールストレミングの洗礼” を受けるハメになってしまった。そう、マジでシュールストレミングだけは別格でヤバいのだ。なお、くさやは好物と語るGO羽鳥が、号泣していたことも記述しておこう。
その他のメンバーもシュールストレミングに挑戦しているから、気になる人はぜひ動画をチェックしてほしい。ただし、見ているだけでツラくなる内容なので、心して再生ボタンを押してくれよな!
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼こちらが動画だ!
▼余裕シャクシャクの中澤記者。
▼シュールストレミングの切り身を水洗いし……
▼ホカホカご飯にドーンと!
▼ドヤ!! 食ってもらおうじゃねーか!
▼撃沈。
▼泣いてしまったGO羽鳥。食べられず。
▼距離を取りまくる和才記者。食べられず。
▼「中国のニーハオトイレっぽいですね」とメグ記者。食べられず。
▼なぜか今回も食べるハメになった記者。……なぜだ?
▼みんなの苦しむ様子が楽しくて仕方ない佐藤記者。人としてどうかと思うほどの笑顔。
▼唯一「クサいですけど、食べれますね……」と食べきった篠宮記者。逆に怖い。
▼マジで別格だから、シュールストレミングだけには気をつけろ!
▼最後にもう1回動画だ。