皆さんのなかには、一度や二度、ゲームや漫画に登場する武器に憧れた人もいるのではないだろうか? 私もそうだ! そんなカッコイイ武器が現実にもあったらいいのに。あったら、殺してでも奪い取る……いや、そんなことをしなくても簡単に手に入れる、自作できる方法があるという。
それは、氷の剣。つまり、「アイスソードの作り方」だ。なんだって! 念願のアイスソードが自作できるだって!? しかも、小学生でもできるほど簡単。その詳細は、動画「ICE SWORD! (Made With Pykrete)」で確認できるぞ。
・水+トイレットペーパー=アイスソード
氷の剣だなんて、水をカッチカチに凍らせたらいいだけじゃないの? と、思う人もいるかもしれない。だが、実際はそうもいかないようだ。その疑問は動画を公開した米国在住のブロガー、アレン・パンさんが丁寧に解決してくれる。
詳しくは動画でご確認いただけるが、ただの氷の塊じゃダメなのだ。少しの衝撃でも欠けてしまって、とても剣にはならない。だがしかし! 誰の家にでもあるアイテムを使えば、簡単にアイスソードができてしまうという。そのアイテムとは……トイレットペーパーだ。
・ジュースの缶も真っ二つ!
作り方は実に簡単。ボール紙で作った剣の型に、水で浸したトイレットペーパーを重ねていく。そしてそのまま凍らせれば……念願のアイスソードが完成するのだ!
アレンさんは実際に、両手剣サイズのアイスソードを作成。その切れ味はというと……スイカが真っ二つ! ジュースの缶が真っ二つ!! リンゴだって粉々だ! 切っているというより『るろうに剣心』左之助の斬馬刀ばりに「叩き潰している」という感じだが、ただの氷じゃ こうはいかないだろう。全くなんて強度なんだ!
・第二次大戦中に考案された「パイクリート」という資材
この方法は、第二次世界大戦中にイギリスで考案された「パイクリート」という材料を参考にしたもの。パイクリートとは、水にパルプを混ぜて凍らせた資材で、何も混ざっていない氷よりも溶けにくく、強度が上がるという。実験では、銃弾にも耐えうる強度で、実際に空母用の建材候補に挙がっていたそうだ。
なるほど! どうりで金属にも負けないわけだ。小さいものなら家庭の冷蔵庫でだって作れるぞ。これは今すぐ帰って試してみたい。ただし、パイクリートの剣は、トイレットペーパー製でもかなり固そうなので、くれぐれも怪我をしないように注意してくれよな!
参照元: YouTube、deathandtaxes、Discovery(英語)
執筆:沢井メグ
▼こちらがその動画だ
▼ねんがんのアイスソードをてにいれたぞ