みなさ〜ん、2月22日は何の日かな? そう、ニャーニャーニャーで「ネコの日」だ! その可憐な姿に接しては、人間側は勝手に悶絶(もんぜつ)したり癒されたりしているが、私たちだってネコのために何か出来ることがあるはず!!
ということで今回は、ネコを幸せにする22の方法をお伝えしよう。水の置き方から、窓の外のディスプレイなど、色々な方法でニャンコの生活を向上出来るみたいだぞ!
【水とゴハンは別々の場所に置こう!】
毎日、世界中のネコ関連ニュースを伝えてくれる海外サイト『Life With Cats』にて、ネコの行動専門家アラナ・スティーヴンソンさんが、「ネコを幸せにするために守るべき項目」を挙げていた。まずは、そこからいくつかの方法をピックアップしてみたい。
その1:水とゴハンは別々に
水とゴハンの皿を同じ場所に置かない。ネコは、食べ物と別の場所に置かれた水を飲むことが好きなんだとか。
『Cat Wisdom 101』によると、この習性はネコが狩りをしていた頃にさかのぼるという。獲物を食べるとき、近くの水には獲物の血などが入って汚れやすかったため、ネコは食べ物から離れた場所の水を飲むことを好んできたそうだ。
その2:水のことを気にかけよう
セラミックのボールに水を入れ、最低でも1日に1回は水を交換すべし。また給水機を用意したところ、ネコがもっと水を飲むようになったとの体験談も。
その3:嬉しいことがあると、ネコはひっかく
“ネコはひっかく生き物” という事実を受け入れよう。ネコが何かをひっかくのは、くつろいだ気分やハッピー、何か良いことを期待しているときだという。ネコの心の平和のためにも、ひっかく行為は必要なのだ。
ネコが飼い主さんをひっかくのは、その存在に安心感を覚えているからとも考えられる。飼い主さんが部屋に入ってきたとき、帰ってきたとき、ゴハンを貰える前などに、ネコが何かをひっかき始めることはないだろうか? ネコはイタズラをするためにひっかいている訳ではないのだ! シッカリとした爪とぎ器を用意したい。
その4:ネコと遊ぼう!
ネコと遊ぶ時間を必ず設けよう。特に若いニャンコはエネルギーの塊だ。飼い主さんと一緒に遊べないと、ネコは退屈したり、気持ちが落ち込んだり、落ち着きがなくなる。飼い主さんや他の動物に襲いかかったりすることもあるので、大いにネコと遊ぼう!
その5:ネコと自分の未来を考える
ネコは20年以上生きることも多いので、ネコを家族に迎えるときは自分の年齢・境遇なども考慮したい。引っ越しや結婚、出産、入院など、未来の自分に何かあったときに、可愛い飼いネコがどうなるか……想像することが大切だ。
その6:トイレの数は足りてる?
トイレを “オシッコ用” と “ウンチ用” に分けたいと思っているネコさんは、実は多いそうだ。ということで、ネコ用トイレは1つ以上用意しよう。あの『ねこのきもち』でも、1匹なら2つ、2匹なら3つとネコの匹数より1つ多いトイレを用意すべきだと紹介されていたぞ!
その7:オモチャのサイズ
ネコにとっては、サイズが大きすぎるオモチャも多いようだ。ネコの口のサイズにあったオモチャを選ぼう。
その8:ネコと一緒に眠ること
飼い主さんと一緒に眠るネコは、飼い主さんに対してより親密な気持ちを抱くようになるとのこと。その結果、 “問題行動” も減少するという。
などなど、やはりネコ目線と人間目線では、世界の見え方が違っているんだなあ。
【ネコのヒゲが当たらない食器を選ぼう】
一方、大手ペットフード会社『ヒルズ』は、食事に関してこんなアドバイスを公開していたぞ。
その9:ゴハンを温める
ネコは自分の体温と近い “温かいゴハン” を食べるのが好き。ソフトタイプのゴハンを与えるときは、約38度に温めてみよう。
その10:ネコの食器とヒゲ
食べるときにネコのヒゲが食器に当たらないように、浅いボウルやプレートを使用しよう。
その11:ネコ専用の食事場所
それぞれのネコ専用の食べる・飲む場所を用意出来るのが理想的。静かで、人通りも少なく、ネコが落ち着ける場所がいいだろう。
【オモチャの工夫も大切だ】
他にも、医療情報サイト『Web MD』と『アメリカ動物福祉協会(The Humane Society of the United States)』のサイトでは、以下のような方法が掲載されていたぞ!
その12:室内飼いが鉄則
ネコは室内飼いで。外には、病気や事故、虐待などの危険がたくさん潜んでいる。
その13:“外の環境” を家の中に持ち込む
ネコが “外の環境” を楽しめるように、部屋の中を工夫してはどうだろう? 例えばお日様がよくあたる場所にネコ草やキャットニップを置いたり、ネコが食べても安全な草花を集めて “ネコ用ジャングル” を作ってもいい。
その14:ネコの “宝探し”
ドライフードを家中に隠してみよう。ネコのハンター心をくすぐる “宝探し” になるのだ。ただし、餌を置き忘れたままにするのは衛生上 NG なので、ご注意を。転がすとエサが出てくるオモチャなどでも、ネコの狩りへの欲求を満たすことが出来ると言われている。
その15:新しい遊びを考えよう
ネコのために、新しい遊び方を日々開拓していこう。オモチャを水に浮かべる “水遊び” やピンポン玉、ネコ用 DVD、スカーフやヒモを垂らして歩くなど様々な方法が考えられる。飽き性のネコも多いのだ。
余談だが私(筆者)の飼いネコも、見向きもしなかった古いオモチャの一部が取れた途端、そのオモチャで猛烈に遊ぶようになった。壊れたことでオモチャの動きが変わって、「ニャにコレ、新しい!」と新鮮に感じたようだ。
その16:オモチャのローテーション
けれども新しいアイディアなんて、そう簡単には思いつかないもの。そこでネコのオモチャをローテーションで使うといいかもしれない。ある程度使ったオモチャは隠して、忘れた頃に再び登場させれるのだ。
また、高価なオモチャでなくても、紙袋や箱、丸めた紙、毛糸玉などでも十分に楽しんでくれるはず。紙袋の持ち手は、ネコの安全のために取り除こう。
その17:庭に小鳥を招こう
庭やベランダに果物や餌台などを置いて、鳥を呼び寄せるアイディアはどうだろう? 窓越しからでも、ネコは鳥の姿を興味津々に眺めるはずだ。
その18:キャットタワーは窓際に
キャットタワーを窓の近くに設置すれば、ネコは外の景色を楽しむことが出来る。
その19:清潔にね!
ネコはキレイ好き。トイレもゴハン皿も清潔に保つべきだ。
その20:脱走防止
ネコが脱走しないように気を付けるべし。窓や網戸が簡単に開かないようにしたり、玄関に脱走防止の柵を設置したり。人間が帰ってくる度に、ドアから脱走しようとするニャンコには、帰った瞬間にオモチャを投げて気をそらすなんて方法もある。
その21:ネコの健康は飼い主さん次第
ネコは体調が悪くなっても、大騒ぎはしない。なのでネコの異変に気付けるかどうかは、飼い主さんの観察力にかかっている。ネコに異変を感じたら、すぐに動物病院に連れて行くこと。
私(筆者)も、獣医師さんから「“様子を見よう” と数日間放置すると、手遅れになってしまうケースも多い。すぐに病院に連れて来るように」と言われたことがある。
その22:迷子対策を欠かさずに
室内飼いのネコでも、首輪と迷子札、マイクロチップを装着しよう。何らかのアクシデントで屋外に出て、迷子になってしまう場合もある。生き別れはツラいものだ。
──以上である!!
しかしそれぞれ1匹1匹違うので、ここで紹介した方法があわないネコだっているはずだ。目の前にいるネコをしっかり観察し、専門家に相談したりと、それぞれのやり方でネコを幸せにしていってほしい。
参照元:Life With Cats、Hill’s Pet、Cat Wisdom 101、Web MD、The Humane Society of the United States(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.