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国家や社会の組織が根本的に覆る “革命”。常識に縛られない新しい発想の商品などを表す際に比喩としてよく使われる言葉でもある。去年2015年のそば界において、「ポテそば」というメニューはまぎれもなく革命だった。

そんな「ポテそば」を生んだ革命児・大阪『阪急そば十三若菜店』が、またありえない新メニューを特攻(ぶっこ)んできたのでお伝えしたい。……その名も「ポテトチップスそば」DA! 今までこんなにジャンクなオーラを発するそばがあっただろうか? 名前の時点ですでにナポレオンも焦るレベルである。これは味わってみなければなるまいっ!! 私(中澤)は大阪に飛んだ。

・まさかのCalbeeとの共同開発

十三駅のプラットホームにあるこの店。入り口の自動ドアに貼られたポテトチップスそばのポスターを見ると、どこからどう見てもポテトチップスをそばに入れただけだ。このやけくそ気味の発想と「食べたい人は食べれば?」とでも言いたげな投げやり感が、この店の良いところである。
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……と、その時、ポスターにとんでもない記載を見つけた。商品名の上に「Calbee × 阪急そば」と書かれていたのだ! まさかの共同開発だと!? Calbee意外と攻めてくるな……。
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・恐ろしいほど素のそばとポテトチップス

店内に入り注文すると一瞬で品が出てきた。恐ろしいほどに素のそばとポテトチップスが、それぞれ別皿に盛られている。個別に楽しむことも可能だが、もちろん私はぶっかけた。ちなみにポテトチップスは「関西だししょうゆ味」。ちょっとした気づかいを感じる。
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・食べてみた

まず、ポテトチップスを食べてみた。油で揚げられたパリパリした食感、口の中に広がるジャガイモの豊かな香り、塩味にほんのり漂うしょうゆ風味……ウマい。さすがCalbee! 安定の味である。
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次にそばをすすると、ピリリとした味にハっとさせられる。これは……ポテチの味か!? だしの味が薄いために、ポテチが香辛料のようになっている! ポテチにこんな使い方があったなんてっ!! ……惜しむらくは、別々に食べたほうがウマいという事実は揺るがないということだ。
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なお、ポテチはだしを吸ってふにゃふにゃになるとちょっとオススメできない味になるため、このメニューを注文する場合はスピーディーに食べることをオススメするぞ!

・今回紹介した店舗の情報

店名 阪急そば若菜 十三店
住所 大阪府大阪市淀川区十三東2丁目12-1(阪急十三駅内 2・3号線ホーム)
営業時間 7:00~22:00(オーダーストップ 21:30)
定休日 無休(ただし年末年始を除く)

Report:立ちそば評論家・中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼恐ろしいほど素のそばと……
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▼袋から皿に直送されたポテトチップスが……
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▼奇跡の合体!
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▼ナポレオンも焦る革命
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▼革命的すぎてヤヴァイ!
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▼スピーディーに食べないとポテチがふにゃふにゃになるぞ!!
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