ラグビーの試合において、重要なプレーとなるのがスクラムだ。8人の大男が組み合って押し、ボールを奪い合う姿は迫力十分。チームの勢いを生かすも殺すもスクラム次第といっても過言ではないだけに、ラグビーの醍醐味といえるプレーである。
そんな中で気になるのが、8人のパワーはどれほどの破壊力があるのかということだが、なんと時速300キロ以上で走るF1マシンにスクラム勝負を挑んだチームがいたのでご紹介しよう。まず思いつかないような発想が現実となった光景は、動画「The F1 Scrum with Daniel Ricciardo and Bath Rugby Club」で確認可能だ!
・ラガーマン vs F1
今回、衝撃の実験を行ったのは、レッドブルのマシン「RB8」とイングランド・トップリーグの「バース・ラグビークラブ」の大男たち。総重量が800キロ以上になるスクラムといえども、1000馬力のF1マシンに通用するのだろうか。
・実際に検証
練習で使用するスクラムマシンを間に入れて両者が組み、試合さながらにボールを投げ入れると、いざ検証スタート。まずはF1レーサーのダニエル・リカルドさんが白煙を巻き上げ、一気にスクラムを押す。
スピードに定評のあるF1マシンだけに、スタートダッシュが凄まじい。やはり大方の予想通りF1マシンが押し切って勝つのか……と思いきや! ラガーマンたちも負けてはいない。力を集結させると、一気に押し返し、気がつけばスタートラインまで押し戻してしまう。な、なんというパワーだ!
・ド迫力の攻防
そこからはまさに一進一退というに相応しいド迫力の攻防戦。8人がひとつとなり、ラガーマンたちはF1マシンと互角にスクラムを押し合い続ける。試合で何度もスクラムを組んでいることを思い出すと、改めてラガーマンのタフさがわかるぞ。
ラガーマンが日々激しいトレーニングを積んでいるといえども、まさかの結果となったこの検証は必見! ラグビーの試合でスクラムを見る際は、プライドだけではなく、凄まじいパワーで勝負していることも思い出そう。