ガッチリした体型で人並み外れたパワーを兼ね備えたラガーマンは、言うなれば「スーパーマン」のような存在だ。彼らが一体となれば、900キロのスクラムを押すことだって何のその。車を持ち上げることだって可能となる。

……と、そこでなぜ車の話が出てきたのかというと、なんと日本のラグビーチームが海外で人助け。道路でスリップして身動きが取れなくなった車を怪力で動かしていたのである!

・ニュージーランドで人助け

現在、シーズン真っ只中のスーパーラグビー。先日、日本のラグビーチーム「ヒトコム サンウルブズ」はニュージーランドに遠征していた。そしてバスの移動中、目の前の車のタイヤがパンクし、スリップする事故が発生したという。

普通であれば、プロのロードサービスに任せるところだが、道路を塞いでしまった車を見たサンウルブズの選手たちはパワーを生かして即行動! 渋滞にならないよう、スクラムを組むFW勢の選手が車を持ち上げて動かしてしまった。

・抜群のチームワーク

その様子は、サンウルブズの公式 YouTube チャンネルに公開されている動画で確認できるが、パワーはもちろんチームワークも抜群。「one for all、all for one」の精神も、グラウンド外まで根づいているようだ。

・JAFも見ていた

また、この光景を見たロードサービスのプロであるJAF(日本自動車連盟)は、Twitter で「今後のロードサービス隊員募集の際は、“ラグビー経験者”を検討いたします。。」とコメント。これに対してサンウルブズは「ありがとうございます。背番号は1番〜8番の選手達(フォワード)がよりお役に立てるかと思います。」と返信している。

ただ、車を動かせたのはラガーマンたちが普段から厳しいトレーニングを積んでいたからこそ。もし自分が事故に遭遇したとしても、安全のために作業はプロに任せるようにしよう。

参照元:YouTube、Twitter @sunwolves
執筆:原田たかし

▼圧倒的パワー!!

▼こちらはサンウルブズとJAFのやりとり