ここ数年で大ブームとなった「パンケーキ」。今や人気専門店では行列に並んで食べるのは当たり前。TVやネットでパンケーキのお店が紹介されたり、SNSで「パンケーキ美味しかったぁ!」というコメントを見かけることも多い。
そこで、今回はパンケーキの次に流行る……かもしれない、イギリスの伝統料理「クランペット」をご紹介したいと思う。筆者も実際にお店に行って食べてみたのだが、すっかりその食感と味の虜になってしまったゾ! それでは、その内容をお伝えしよう。
・クランペットとは
まず、クランペットについて簡単に説明すると、パンに似たイギリス発祥の食べ物で、小麦粉にドライイースト、砂糖、塩、牛乳を混ぜ、発酵させてからフライパンで焼いたものだそう。パンケーキとの決定的な違いは、ドライイーストを入れて発酵させる点とのこと。これによって、モチモチの食感が引き出されるという。
・お店に食べに行ってみた
今回、筆者がクランペットを食べに行ったのは、東京都杉並区の「ベリーズティールーム (BERRY’S TEA ROOM)」。浜田山駅から徒歩3分程のところにある紅茶と英国菓子の専門店だ。
・イギリスの定番はプレーン
メニューを見ながら店員さんに話を聞いてみると、本場イギリスではクランペットにバターをのせ、ゴールデンシロップというサトウキビから抽出したシロップをかけて食べるのが一般的とのこと。筆者は、そのイギリスの定番を味わえるプレーンクランペットと紅茶のセットを注文した。価格は税込980円だ。
・金色に輝くクランペット
テーブルに届いたのは、成人の手の甲ほどのサイズのやや小ぶりなパンケーキのようなスイーツ。温かいうちにバターを塗ってゴールデンシロップをかけると、表面が金色に輝いてとてもウマそうだ。
・すごい弾力
次にナイフで切ってみると……うぉっ、すごい弾力。フォークで引き離さなければ切れない程にモチモチだ。一般的なパンケーキとは明らかに違う食感だということが、感触だけでよくわかる。
さっそく食べてみると、モチモチで香ばしいクランペットを噛む度に、染み込んだバターの風味とゴールデンシロップの甘さが口いっぱいに広がって……ウマァァァアアアイ! 紅茶との相性も抜群だ。イギリスの人はいつもこんなウマいもん食ってんのか!! と驚いてしまった。
なお、この他にアイスクリームやチョコレートソースをトッピングしたものも食べてみたところ、スイーツ感が強くなってウマいのだが、やはりクランペットの味が最も活きているのはプレーンだと感じた。初めての方には特にプレーンをオススメしたい。
・食感、香り、甘さのバランスが絶妙なスイーツ
イギリス伝統の「クランペット」は、食感、香り、甘さのバランスが絶妙なスイーツだ。もし、パンケーキとクランペットのどちらを選ぶかと言われたら、筆者は迷い無くクランペットを選ぶだろう。気になる方は、大行列にならないうちに食べておいた方が良いかもしれない。
・今回訪問した飲食店の詳細データ
店名 ベリーズティールーム (BERRYS TEA ROOM)
住所 東京都杉並区浜田山2-24-1
時間 12:00~19:00
休日 火曜
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.
▼本格クランペットが食べられる店「ベリーズティールーム」
▼可愛いらしいメニュー。
▼プレーンクランペットSETを注文。
▼これが「クランペット」だ。
▼モッチモチ〜!
▼香ばしさと甘さのハーモニーが最高!!
▼紅茶もウマい。
▼本場英国にいる気分やわ〜。