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人は海が好きだ。きっと誰もが「はしゃぐほど楽しい海の思い出」も「切なく悲しい海の思い出」も、記憶のどこかに持ち合わせているに違いない。そんな思い出を形にするとすれば写真が基本だが、今回は違った形で海の思い出を残す方法をご紹介したい。

それは、砂時計……思い出の砂を使って作る、世界で一つの「オーダーメイド砂時計」である。実は東京は谷中に、世にも珍しい砂時計専門店『サブリエ ド ヴェリエ』というお店があるのだ。

・「思い出の砂を砂時計にします」

こちらの『サブリエ ド ヴェリエ』は、谷中銀座の小道を入ったところにある小さな砂時計専門店である。店内には多くの砂時計が並び、コーヒーなども楽しめるのだが、筆者は以前から店の前の看板にあった「思い出の砂を砂時計にします」という言葉に惹かれていた。

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だが「思い出の砂」といわれてしまうと、なかなか「コレ！」というものが思い浮かばず、1年以上が経過してしまっていたのだが……つい先日オーストラリアに出かけた際、世界屈指のリゾート地・ゴールドコーストにて、ついに “その砂” と出会ってしまった。

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・オーストラリアの砂でお願いした

私事で恐縮だが、人生初のオーストラリア旅行で感じることは数多く、まさに形に残すにはうってつけの砂と言える。持ち帰った砂をお店に持ち込んでみると「キレイな砂ですね」とのこと。もちろん、オーダーメイド砂時計の制作もお願いした。

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今回はあえてスタンダードなタイプにし、1分間の砂時計をお願いしたが、オーダーメイドなので、形やフレーム・分数は相談できるぞ。制作してくれるのは日本に3人しかいないという砂時計職人さんで、工期は職人さんの状況次第。数週間のときもあれば数カ月かかることもあるらしい。

・素敵でしかない

筆者の場合、2週間ほどで連絡があり受け取りに行くと……出来てる！　紛れもなくゴールドコーストで手のひらにのせた “あの砂” である。サラサラと流れゆく砂は、時が経つのも忘れるほどに幻想的。忘れがたい思い出が、こんな形になるとは……素敵としか言いようがない。

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今回のタイプで、価格は税込4536円であった。職人さんによる手作りで、思い出を一生形に残せると考えれば、決して高くはないだろう。先述したように、砂時計専門店自体が非常に珍しいから、興味がある人はぜひ参考にしてほしい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名　サブリエ ド ヴェリエ
住所　東京都台東区谷中3-9-18
時間　11:00～19:00
休日　不定休

Report：P.K.サンジュン
Photo：RocketNews24.

▼谷中にある「サブリエ ド ヴェリエ」
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▼これが目印だ。
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▼結構前から知っていたのだが、「思い出の砂」となかなか巡りあわなかった……
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▼が！　先日出かけた人生初のオーストラリア旅行の砂ならば、形にするのに相応しい！
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▼これが店内。色々なタイプの砂時計があるから、相談してみよう。
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▼約2週間後、連絡があって取りに行ってきた！
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▼スタンダードなタイプで、1分のもの。
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▼素敵すぎる。

▼時間を忘れそう。
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▼ちなみにお店はカフェにもなってるぞ。
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