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人間とは孤独な生き物だ。最後に頼れるのは自分しかいない。馴れ合いなんてものはクソだ! 私(あひるねこ)は己のみを信じ生きていく。隣には誰もいらない……。何が言いたいかというと、要はぼっちなのである。

「ぼっち飯」なる言葉もある昨今、1人では入りづらい飲食店は確かに存在する。個人的に、肉を焼いて食べるお店は相当ハードルが高いと思うのだがどうだろう。だが、そんな我らぼっちを救う聖地のような定食屋を発見したので、同志諸君にもぜひお知らせしたい。

・ぼっちでも入りやすい

ぼっちでも肉は食いたいんだ。肉を焼きたい、焼かせろ! というわけでやって来たのは、東京・西武池袋線にある江古田駅。駅から歩いて数分の場所にあるのが「肉屋の定食屋 ふくふく食堂」だ。期待が膨らむ店名の割には、外観は牛丼屋のような軽さ。ぼっちにはありがてぇ。いざ堂々と入店!

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・1人肉フェス

食券機で私が見たものは、肉・肉・肉! な品の数々。ステーキ、BBQ、鍋まであるぞ。その中で私が選んだのが『国産牛すき焼き鍋定食(税込1100円)』だ。すき焼き……ぼっちを殺すメニューと言ってもいいだろう。しかし、今日だけは胸を張って楽しもうではないか。

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・自分で調理する

カウンター全席にIHが搭載されており、お客が自分で肉を焼くシステムらしい。さあ、目の前にすき焼き鍋が置かれた。鍋にはすでに牛肉と野菜が敷き詰められており、あとは店員さんの指示通りに火を通すだけである。よっしゃ、ぼっちすき焼きの始まりや!

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・ぼっちでもすき焼きが食べられる

砂時計の砂が落ちたら、鍋のフタを開け肉と野菜をよく混ぜる。ああ、鍋をしている気分。ぼっちなのに。完成したのは、正真正銘のすき焼きだった! ウ、ウマそう……。ぼっちなので誰に気を遣う必要もない。よだれも垂らし放題よ。この肉全部、おれのもんだー!!

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・肉との対話

国産牛だけあってしっかりした肉の味。その旨みが染みた野菜。それらを卵につけ頬張る……。こんなウマいものがあるなんて、ぼっちすぎて忘れていたぞ。他の席を見ると、もちろん会話などない。皆ひたすらに肉だけと向き合い、自分のタイミングで肉を焼き、食らっている。まさに聖地。

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・特盛を食らうべし

加えて強調しておきたいのが、ご飯の量である。こちらはご飯の量を選ぶことが出来るのだが、無料で特盛(450グラム)にすることも可。これがすんげえ量なのだ。肉にご飯は必要不可欠。ぼっちに限らず、残量を気にせずたっぷりと食べられるのは嬉しい。

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・すべてのぼっちへ

すき焼きを平らげた私は、そのまま静かに店を出た。いい店だった。ふと、中を覗く。様々な肉料理を焼き、食べているあの客らも、私同様ぼっちなのだろうか。心なしか、彼らからATフィールド的な見えないバリアを感じたのは、決して気のせいではないはずだ。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 肉屋の定食屋 ふくふく食堂
住所 東京都練馬区栄町1-13 青葉ビル1F
時間 11:00~23:00(11:00~15:00はランチタイム)
休日 不定休

参考リンク:肉屋の定食屋 ふくふく食堂
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼カウンター全席にIHが搭載されている
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▼ぼっちすき焼きの始まりや!
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▼ご飯、みそ汁、サラダがセット
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▼ぼっちでも肉を焼いて食べたい!
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