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今から約3年前の2012年、法律で生食用の「牛レバー」の販売及び提供が禁止された。そして2015年5月、ついに生食用の「豚レバー」までもが同じく法律で禁止となってしまった。生食用のレバーとは、もちろん『レバ刺し』のことである。

法律で禁止されたからには、もちろん順守しなければならないが、レバ刺し自体が唯一無二のオンリーワン食材であるだけに、「もう一度食べたい」という人も多いことだろう。今回はそんな人に、とっておきの裏ワザをお教えしたい。方法はとても簡単……オーストラリアへ飛ぶだけである。

・生食用レバー禁止の法律がない国

レバーペーストやレバニラ炒めなど、世界各国で食されているレバーだが、調べてみたところ、生で食べる文化はあまりないらしい。基本的には火を通すのが主流で、そもそもの習慣として「生レバー」が根付いていないようだ。

つまりそれは、自動車の無い国に道路交通法がないのと同じで、多くの国では「生レバー禁止の法律がない」ということになる。そう、海外では普通に『レバ刺し』は提供している国があるのだ。

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・安心感があるオーストラリアのレバ刺し

ただ、そもそもの文化がない上、衛生面での問題が気になる人も多いハズ。海外でイチかバチかのレバ刺しを食べるのは、確かにリスキーすぎる。そこで個人的にオススメなのが、オーストラリアのレバ刺しだ。

「オージービーフ」に代表されるように、畜産業が盛んなオーストラリアでは大量のレバーがマーケットに出回っている。先進国だから衛生面も充実しており、しかも飲食店であれば鮮度の良いレバーが堪能できるという。

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・まさしくあのレバ刺しだった

今回は、海辺のリゾート地・ゴールドコーストで「レバ刺し」を探索。たどり着いたのはジャパニーズレストラン「ビストロ・ランプ」である。こちらではスペシャルメニューとして、一人前8オーストラリア・ドル(約700円)でレバ刺しが提供されていた。

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やや緊張しながら一口食べてみると、1ミクロンの狂いもなく “あのレバ刺し” である……会いたかったぜぇぇぇええ! 味についてはそれ以上 言いようがないまさにレバ刺しで、もちろん食後にお腹が痛くなるようなことは無かった。

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ゴールドコースト以外でも、シドニーやメルボルン、ブリスベンなどの和食店や韓国料理店で提供されていることが多いらしい。「レバ刺しがどうしても食べたい!」という人はオーストラリア行きもアリだぞ!

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼オーストラリアでは、法律で生食用レバーが禁止されていない。
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▼ゴールドコーストでレバ刺しを探したところ……
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▼たどり着いたのが、「ビストロ・ランプ」だ。
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▼あったーーーーーーーーー!
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▼そう、コレやコレ!
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▼ちなみに白いのは塩。
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▼ウマすぎて泣きそう。もちろんお腹が痛くなるようなこともなかったぞ。
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▼「どうしてもレバ刺しが食べたい!」という人はオーストラリア行きもアリだぞ。
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