時として、人生には自分ではコントロールが及ばぬところで問題が起きて、窮地に陥ってしまうこともある。そんな時でも、ポジティブな姿勢でいられるかが、人生の方向性を決める鍵となるのかもしれない。

そんな、不運が重なってホームレスになってしまったにもかかわらず、ある男性が、「紆余曲折を経ながらも描く風景画が美しすぎる!」と大きな話題となっているので紹介したい。決して前向き思考を怠らない彼は、他のホームレスのお手本となり希望を与えているというのだ!

・思わぬ事態が続いてホームレスになった男性


米フロリダ州ワーリントンで路上生活を送る56歳のジョン・マスターズさんは、思いもよらない不運が重なり、ホームレスとなってしまった。

かつてヨットで暮らしていたジョンさんは、彼が公共の場だと思っていた場所にいる時に不法侵入の罪で逮捕され、2週間も留置場に入れられたという。その間に、なんと港に停めてあったヨットが沈んでしまい、住む場所を失ったのである。

・苦境に負けずに、自分で描いた絵を路上で販売

しかし、ここでギブアップしなかった彼は、路上で ‟助けが少し必要です” と書いた紙を出して、3日かけて40ドル(約4800円)を集めた。そして、食べ物や酒を買う代わりにキャンバスと絵具と筆を購入し、絵を描き始めたのだ。

ジョンさんが描く風景画は、単に風景をそのまま絵にしたものではなく、色合いも想像力に富んでとても幻想的だ。こんな美しい風景画を、あっという間に書き上げてしまうとは驚きだが、25~45ドル(約3000~5400円)の値を付けた絵は、1日に3枚ほどのペースで売れるようになったとのこと。

・ポジティブな姿勢が、他のホームレスのお手本に!!

彼は、2年ほど前にニューオーリンズに住んでいた頃、YouTubeのチュートリアル動画で絵画を学び、描いた絵をフリーマーケットで売っていたことがあるという。

道端で物乞いをする代わりに、自分のちょっとした才能を活かして収入を得ようと頑張るジョンさんの姿勢は、他のホームレスにも良い影響を及ぼしているようだ。彼をお手本に特技や趣味を活かして、自分で何かやってみようと刺激を受けているホームレスが増えているのだそうだ。

メディアの報道で話題となった彼は、地元団体の助けを得て、2013年で更新が滞っていたFacebookの投稿を再び開始。描き上げた作品の写真を多数アップし、多くのユーザーから注目を集めて励ましや応援のコメントを貰っている。

彼の絵を購入した人は絵の素晴らしさを楽しむだけでなく、絵を見る度に、「どんな苦境にいてもポジティブな姿勢を崩さないこと」というメッセージを感じられるのではないだろうか。彼が早く住む所を見つけ、芸術活動に専念できるようになってほしいものだ。

参照元:Facebok、USA TODAY[1] [2]
執筆:Nekolas

▼ジョンさんが路上で売っている作品のひとつ

▼幻想的な風景が美しい!