突然だが、豚肉の最も美味しい食べ方はなんだろうか? ポークソテーもウマいし、豚じゃぶもウマい。逆にどう食べたらマズくなるのか不思議なほど美味な豚肉だが、一番人気はなんといっても「とんかつ」だろう。
ある意味で “国民食” ともいえる とんかつだが、一口食べた瞬間「肉汁のスコールや~!」と叫びたくなる程、ジューシーで激ウマなとんかつをご紹介したい。そのお店の名は東京・浅草橋の『丸山吉平』という。
・独特の緊張感
『丸山吉平』はJR浅草橋駅から徒歩10分、東京メトロ仲御徒町からは15分弱と、アクセスは決してよくない。さらにお店のご主人も寡黙な上、一人で全ての作業をしているため、店内には独特の緊張感があり、背筋をビッと伸ばしていただく とんかつと言っていいだろう。
筆者が伺ったのは平日の12時半頃だったが、当然のように行列であった。待つこと20分ほどで入店し、200グラムのロースかつを券売機で購入。価格は1600円だ。緊張しながら待っていると、揚げたてのロースかつがやってきた……!
・肉汁のスコール
ザクザクの衣を身にまとい、存在感抜群のとんかつと、うず高く積まれたキャベツマウンテンは見ただけでウマいとわかる美しさ。ますはソースをかけずに、ヒマラヤの岩塩をチョチョっとふりかけて口に運ぶと……。
ジュ……ジュンジュワーーーと、口の中に肉汁があふれ出しまくる! 何これハンパない!! そのジューシーさは、筆者がこれまで食べてきた とんかつの中でも屈指で、まさにスコールと呼ぶのにふさわしい集中豪雨! ……ならぬ集中肉汁!! うんめぇぇぇえええーーーッ!
・「林SFP豚」を使用
一般的に豚肉は、細菌を処理するためしっかりと火を通すことが基本だが、こちらの豚肉は特定病原菌を持たない『林SFP豚』を使用しているため、中がほんのりレアな状態で提供されている。これこそが、スコール級の肉汁を生みだす秘密なのだ。
もちろんご主人の腕もハンパない。『林SFP豚』の特性を理解し、最大限にそのウマさを引き出している。若干緊張しながらの食事となるが、とんかつ好きならば一度は食べる価値があると断言しよう。肉汁のスコールをぜひ体感してほしい。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 丸山吉平
住所 東京都台東区浅草橋5-20-8 CSタワー107 1F
時間 日~金11:30~14:30 / 土曜ランチ11:30~14:30 / 土曜ディナー18:00~20:00
休日 火曜日
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼こちらがランチのロース200グラム。
▼ジャン!
▼肉汁がハンパないぞ! 脂の甘みを味わいたい人は塩がオススメだ。
▼ソースとからしも最高!
▼ご飯と豚汁も間違いなしだ。
▼肉汁のスコールを体験したい人は、ぜひ足を運んで欲しい。