私(佐藤)は、いろいろな場所をよく歩きまわる。知らない街を歩きまわってみると、思わぬ景色に遭遇することが良くあるからだ。見知った街でも通りを1本迂回したりして、思わぬ発見に期待したりもする。歩いてみて得られる発見は思いのほか大きいものだ。
さて、そんな私が最近東京・大久保駅周辺をうろうろと歩きまわってみたところ、道端に置かれた飲食店の看板と遭遇した。そこには、「名物カレーのっけ焼きそば 850円」と書かれている。なんだコレ? カレーなの? 焼きそばなの? とりあえず食ってみればわかるだろうということで、早速お店へと向かった。
・この先に本当に店あるの?
私はこのお店『鉄板バー はち』をたまたま発見した。歌舞伎町方面から大久保駅方面に向かって、ブラブラと線路沿いの道を歩いていたところ、お店の存在を示す案内を見つけたのだ。
その案内によると、小道を入るとその先に店があるという。しかしパッと見た感じ、この道の先に店があるとはちょっと思えないのだが……。
この先にほんとに店あんの? と疑心暗鬼になりながら、トボトボと歩いていると、赤いちょうちんが見えてきた。あ! あったあった。案内の通りではあったけど、結構距離ないか? まあ、無事にたどり着いたので、カレーのっけ焼きそばの正体を知ることができるわけだ。
・鉄板焼き屋
店内に入って、お店が鉄板焼き屋であることを知る。テーブル席が3卓とカウンター。鉄板焼きといっても卓上に鉄板がある訳ではなく、厨房の鉄板で焼いた料理をアツアツで提供する仕組みである。さて、気になるのはカレーのっけ焼きそばだ。
・麺が主役、ライスはおかず
「これください」と言ったついでに「ご飯ついているんですか?」と尋ねると、ランチでは一口ライスがついているとのこと。あくまでもメインは麺、焼きそばであってカレーライスではないのである。実物を見て、なるほどと納得した。見かけはカレーライスに近いのだが、ライスよりも麺の方が圧倒的に多い。
・焼きそばにピッタリと合うカレー!
一見焼きそばにカレーをかけただけに見えるのだが、焼きそばはすでにカレー味に仕上がっている。そのカレールウがウマい! 果実味を感じさせるほのかな甘さと、スパイスの香味、そしてかすかにソースの酸味がきいており、バランス抜群。モッチリとした焼きそばの麺とも相性が良い。
私は長らく美味しいカレーを求めてさまよい歩いているのだが、この組み合わせは大いにアリだ! なお繰り返すが、あくまで主役は麺! ライスはおかずであることを忘れるなかれ。
・今回紹介した店舗の情報
店名 鉄板バー はち
住所 東京都新宿区百人町1-22-8
営業時間 平日11:30~14:00、17:30~0:00 / 水曜日11:30~14:00 / 土日17:30~0:00
定休日 なし
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼店の場所を示す案内を見つけたけど、お店はどこ?
▼あった!
▼注文するのはもちろん、カレーのっけ焼きそば(850円)
▼これがカレーのっけ焼きそばだ!
▼ライスはあくまでもおかず