中華圏で、伝説的人気のセクシー女優と言えば、蒼井そらさん! そして、現役の人気女優と言えば波多野結衣さんであろう。彼女は、2015年1月に公開された台湾映画『サシミ』に出演、女体盛りにもチャレンジしており、台湾における活動の幅を広げている。
その波多野さんが、台北の交通ICカードに登場! 美しい彼女の顔写真が大きくプリントされてるのだが、カードの写真が「どう見てもAVのパッケージ」だと指摘され、結果、回収が決定したというのだ。
・波多野さんが台北の交通ICカードに登場!
台湾北部で高い普及率を見せる交通ICカード「悠遊カード」。2015年8月26日、チャリティ商品として波多野さんがプリントされたカードが発売されることが発表された。
発表と同時に、賛否両論の声が寄せられている。ちなみに、カードは艶っぽい表情の「悪魔版」と優しい笑顔の「天使版」の2枚セットで500台湾ドル(約1860円)。1万5000セット限定で9月1日から発売の予定だった。
・過去作品と完全に一致?
だが、ここである指摘が入ったのだ! 「天使版」のカードが、どう見ても2014年に発売された波多野さん主演のセクシービデオのパッケージの写真だというのである。
確かに、台湾メディア ET Today が掲載している “元ソース” となった作品のパッケージを見てみると……うーん、確かに“一致”と言われても違和感がない。「悠遊カードは、写真を無断使用したのでは?」と物議を醸した。
・カードは回収に
この件について、26日夜に、悠遊カード側は「悪魔版の写真は撮りおろし、天使版は波多野さんの事務所から提供されたもので問題はない」と回答しているという。著作権的に問題はないとしつつも、急遽回収が決定。天使版のカードは、新たにデザインし直すことになったそうだ。
・そして謝罪
この件について、27日に悠遊カードと波多野さんの台湾マネジメントサイドによる記者会見が行われ、「天使版」に過去のAV作品の画像が提供されてことについて、台湾のマネジメントサイドが謝罪したという。
また、会見では、今回の批判について、波多野さん本人のコメントも発表された。コメントによると、波多野さんは、今回のチャリティ企画を “育ててくれた台湾への恩返し” として嬉しく思い、反対の意見があることも承知で臨んだ上で、
「私がAV女優であるため、善意あるイベントに協力し、貢献できないのでしょうか。大好きな台湾の皆様に、恩返しはできないのでしょうか。(波多野さんコメントより)」
としているのだが……。当初の予想以上に大きな騒動となってしまった今回の件、果たして、波多野さん仕様の悠遊カードは無事に発売されるのだろうか?
参照元:ET Today、中央社 [1]、[2](中国語)、YouTube
執筆:沢井メグ
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▼動画ニュース、やはりカードとAVのパッケージは同じ写真が使われているようだ
▼27日の会見の様子
▼こちらは波多野さんが出演した映画『サシミ』だ