子供に何歳から携帯を持たせるべきか。おそらく幼い子供を持つ親は、そのような悩みを抱えていることだろう。高校、いや中学を卒業するまで持たせないという考えは古い今の時代とはいえ、慎重に考えたいところである。
やはり危惧するのは携帯の悪用だが、海外でSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を使って少女に出会いを試みる実験が行われ、驚愕の検証結果が出たのでお伝えしたい。結論から先に言おう。パパママからしたら目も当てられない結果が出た。
・中学生の少女に出会い系で接触
動画「The Dangers Of Social Media (Child Predator Social Experiment)」では、計3回の実験が行われている。ターゲットはいずれも12〜14歳の少女たち。日本でいえば中学生の年齢だ。仕掛人は同世代の少年になりきって接触を計る。
・警戒心ゼロ
まず1人目のターゲットは13歳の少女。両親が出かけたことを確認した彼女は、すぐさまSNSで「両親は出かけたから会えるよ」と言い出すではないか。まさに親の目を盗むとはこのこと。撮影されているとも知らない彼女は、指定された公園へと向かう。
警戒することなく、仕掛人の男性のもとへ行く姿を見ると、かなり手慣れた様子。抵抗はないのだろうかとこちらが心配になる。結果、彼女はプロフィールとまったく違う男性が現れたにもかかわらず、簡単に接触した。もちろん、その場に現れた父親にこっぴどく怒られたのは言うまでもない。
・簡単に裏切られる両親の期待
そのまま動画を再生したところ、2人目(12歳)、3人目(14歳)と、いとも簡単にSNSで連絡を取り合った男性たちと出会う少女たち。「うちの娘は大丈夫」。そう思っている両親の期待は、あっさりと裏切られていく。
便利になっていくばかりの世の中だが、恐ろしいほど少女たちに警戒心がない。もちろん、この動画の検証結果がすべてではないものの、SNSで連絡を取り合った見ず知らずの男性についていくのだから驚かされるばかりだ。
・今一度気をつけよう
現在、社会問題にもなっている未成年のSNS利用。年齢制限がかかるなど、さまざまな対処法ができているが、すべてをカバーできているとは言いがたい。ましてや解放感のある今の季節……心配することに越したことはなく、親はしっかりと子供の行動に目を配りたいところである。