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これぞプロの技。そう思うようなプレーがバドミントンの世界大会で見られた。その衝撃プレーは、2015年6月21日にアメリカ・ニューヨークで行われたUSオープンチャンピオンシップ・男子シングルスの決勝でのことだ。

ハンス・クリスチャン・ヴィッティンフス選手(デンマーク)とリー・チョンウェイ選手(マレーシア)は、第1ゲームからお互いに譲らず、19−20と接戦のままゲームポイントを迎えた。

・譲らない両者

動画「Play Of The Day | Badminton Finals – Yonex US Open C’ship 2015」では、緩急をつけたラリーで相手を揺さぶる両者を確認できる。そしてリー選手が一気に攻勢に出た次の瞬間、ヴィッティンフス選手は背後をとられてしまう。これは絶体絶命……決まったな。誰もがそう思った。

・これぞプロ

だがしかし! 諦めずにシャトルを追ったヴィッティンフス選手は、絶妙な股抜きショット! しかも、逆に相手の背後をつく返しで、シャトルをコート内に落としてしまうのである!! ヴィッティンフス選手が見せた瞬時の判断力と高い技術は、さすがプロ。何度見ても素晴らしい。

・ハイレベルな決勝

ハイレベルな決勝となったこの試合だが、光るプレーを見せたヴィッティンフス選手でも初戦からすべてストレート勝ちしてきたリー選手には一歩及ばず。第1ゲームを22−20で落とすと、続く第2ゲームも敗れてしまった。逆にリー選手は、大会を通して隙を見せず、貫録の戦いぶりで優勝を決めた。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし