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水族館やシーワールドでは大人気のアシカ。だが、波止場や埠頭(ふとう)に大群でたむろす野生のアシカは、魚を食べまくって大量の糞を残したり、地元住民の悩みの種に……。

そこで、巨大なシャチ型のボートを海に放って、アシカを追い払おうという計画が決行された!!  当初は、ナカナカのアイディアだと思われていたプランだった。……が! 思いがけず散々な結果になって、地元住民のみならず国民レベルの笑いを誘うハメになってしまったのである!!

・埠頭を占拠して地元住民を悩ますアシカたち

米オレゴン州のアストリアは海に面した町で、毎冬に多くのアシカが訪れる。ところが今年は、冬が過ぎてもアシカは去ることなく、アストリアの埠頭を完全占拠したままだという。

アシカは港近辺の魚を食べ尽すわ大量の糞を残すわで、しかもあまりにも数が大量なため、漁師がボートにも近づけない状態に!! 「こりゃたまらん!」と頭を抱えた地元住民が、偽物のシャチでアシカを追い払う方法を思いついたのである。

・偽物のシャチでアシカを追い払う計画を実行することに!

アシカの天敵であるシャチが来たと思えば、アシカが逃げ出すだろうとの計算で、約5メートルの大きさのシャチ型ボートが海に放たれることになったのだ。

地元事業の宣伝のために2年ほど前に制作されたというシャチは、中にパイロットが入って操縦でき、シャチの声まで出せる本格的な作り。こうして、アシカの群れを追いやる壮大な計画が、いよいよ決行されることになったのだ!

・エンジントラブルで引っくり返り散々な結果に!!

ところが地元住民の期待を大きく裏切り、いきなりシャチがエンジントラブルを起こして、仕舞には思いっきりひっくり返ってしまった!! 腹を見せた形でプカプカと浮くシャチは、挙句の果てに中が水浸しになってしまい、操縦士が救出されるという事態に発展。そのうえ、すぐにアシカはシャチが偽物であることを見抜いて、全く怖がる様子を見せなかったのだとか。

結局のところプロジェクトは散々な結果に終わり、全米レベルで笑いを誘うハメになってしまったそうだ。

なんと400~500頭はいるというアシカを追い払うために、騒音を流したり電気が流れるマットを埠頭に敷いたりもしたが、一向に効き目がないとのこと。これから新たに地元住民から珍アイディアが生まれ、再びアストリアに全米の注目が集まることがあるかもしれない。

参照元:YouTube DailymotionTECH TIMESTIME(英語)
執筆:Nekolas

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