「まりもっこり」といえば、北海道の天然記念物・阿寒湖のまりもをモチーフにしたキャラクターである。その誕生は意外と古く2005年にはキャラクター化されているから、ふなっしーを始めとするゆるキャラブームの先駆け的存在と言えるかもしれない。
一時ほど頻繁に見かけなくなった「まりもっこり」であるが、北海道のおみやげ屋を覗けば今もしっかり関連商品が売り場に並べられている。そんな中で一際異質……ハッキリ言えば気持ち悪い商品を発見してしまったのでご紹介したい。それが『まりもっこりガラナ』……なんとドリンクである!!
・お世辞にもキレイとは言えない色
まずは『まりもっこりガラナ』の前に、サッと「ガラナ」を説明しよう。以前の記事でも紹介したが、ガラナとは北海道で一般的に飲まれている炭酸飲料のこと。ブラジル生まれの強烈なパンチ力は、決して体には良くなさそうではあるものの、妙な中毒性があり北海道ではコンビニやスーパーで手軽に購入できる。
そんなガラナの まりもっこり版……何がどう「まりもっこりしているのか?」と言われれば、とにかく色! まりもっこりガラナは、お世辞にも「キレイだな」とは言えない “深緑色” をしているのだ。まるで、工場近くの沼のような色である……。
・7年間のロングセラー商品
製造しているのは「株式会社 小原」で、北海道で広く愛されている『コアップガラナ』のメーカー。つまり『まりもっこりガラナ』は、どこの誰かが適当に作ったわけではなく、しっかりとした基礎を持つガラナといえる。しかも発売開始は2008年と、7年以上のロングセラー商品なのだ。
7年も愛されているのか……この深緑色の液体が! とは思ったが、とりあえず購入して飲んでみることにした。値段は1本151円(税込)と、一般的なペットボトル飲料と変わらない。
・飲んでみると……
あまり乗り気はしなかったが、とりあえずグラスに『まりもっこりガラナ』を注いでみることに。ほら、もしかしたらペットボトルから出しちゃえば、キレイに見えるかもしれないし! てか、ペットボトルに色が付いてるだけじゃね?(笑) ……とも思ったが、グラスの中のまりもっこりガラナは、先ほどと1ミリも狂うことなく深緑色である。
いざ勇気を出して飲んでみると、ガラナ特有のワイルドな味わいは悪くない……が、色が邪魔して脳にしっかりと味が伝わらねぇぇえええ!! どうしてもグビグビ飲めない!「深緑色の液体って、こんなに食欲減退効果があるんだ」と思うほど、喉に入って行かなかった。
決してマズいわけではないし、インパクトがあって手頃な価格のアイテムなので、北海道おみやげにはいい商品かもしれない。興味がある人は、北海道のおみやげ屋で探してみて欲しい。
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼北海道のおみやげ屋で発見!
▼裏面もプリントされているぞ。
▼ほらね。
▼それにしてもこの色……。飲む気がしねぇ。
▼でもでもグラスに注いじゃえば! ペットボトルに色が付いてるだけじゃね(笑)
▼違った。完全に沼だった。
▼においを確かめつつ……
▼おそるおそる飲んでみる……
▼こんな顔になりました。味は悪くないけど喉に入って行かない!
▼お手頃価格でおみやげにはオススメの「まりもっこりガラナ」だ!