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グルメな日本人にとって、ちょっと誇らしいニュースが入ってきた。慶大発 VB の AISSY 株式会社による調査によると、日本人は外国人より“旨味” を感じる力に優れているのだそうだ。つまり、日本人の味覚は外国人よりも繊細 ということのようだ。

その「味覚力調査」の詳細はというと、対象者に飲料サンプルを飲んでもらい、それが甘味・塩味・酸味・苦味・旨味・無味の 6 種類のうちどれかを言い当ててもらうということを6回繰り返してもらうというもの。

その結果、「旨味」については、外国人 100 名の正答率が 34%であるのに対し、日本人100 名の正答率が 71%と 2 倍以上の差があるということが明らかになったのだという。

昆布やカツオ節の旨味成分を軸とした出汁の文化がある日本食を誇りに思う日本人としては自慢したい結果だが、その結果に「ちょっと待っってくださいよーーー!!!」と異議を唱えるのが、日本在住歴7年のアイクさん。

彼いわく「僕はヒジョーにグルメなので普通の日本人より味が分かるんですよ! 日本人と対決させてください! アメリカ代表として勝負したいです!」と、アメリカ人でも味の分かる人は多いことを伝えたいらしい。

この結果でアメリカ人全員が味オンチになるというワケではないが、アイクさん自身は日本人より味が分かるということを証明したいらしい。そこでこの実験を行ったAISSY 株式会社代表で慶應義塾大学研究員の鈴木先生に調査をお願いすると、こころよくOKしてくれた。

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今回アイクさんと対決するのは、ロケットニュース24編集部のなかでもそんなにグルメではない和才記者。彼は毎日のように餃子の王将でばかり食事をしているが、果たして日本代表として勝てるのだろうか? ちょっと不安になってきた……。

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さっそく実験に使うに飲料サンプルを1つずつ飲んでもらい、それぞれ味を当ててもらう。和才記者は悩みながらも回答していくのに対し、アイクさんは……!!!

「コレ全部同じ味とかじゃないですよね?(笑) ぜんぜんわからないですよ!!! 」

――と鈴木先生に謎のクレームを言いながら、コップの中身を毎回すべて飲み干してしまっている。どうやらマジで味が分からないらしい。

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そして最終的な結果は、和才記者は6点中6点満点。アイクさんは2点と、明らかな差があった。というか、海外の平均点が3.9点なのに、アイクさんはそれよりも低い結果になってしまった(苦笑)。

この結果を鈴木先生に見てもらうと

「日本人を含むアジア系以外の外国人の方は、“旨味”がどういったものか分からないという人が多いため、アイクさんぐらいの点数のアメリカ人の方は多かったです。より旨味について分かるようになるには、緑茶などの繊細な旨味のある飲み物を飲むと良いでしょう。」

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というコメントをもらうことができた。アイクさんいわく「ハンバーガーの美味しさ対決ならわかりますよ!全部飲んだやつを次はバーガーに変えて実験してください!」らしい。いや、そういうことではない。

アイクさんと和才記者の対決は、ほぼ調査内容と同じに。日本の料理の「旨味の強さ」は他国の料理と比べても強い傾向にあるため、日本人は自然と旨味を判断する力に優れているのだといえよう。非常に興味深い結果となった。

Photo:Rocketnews24.

▼和才記者とアイクさんの回答はこちら
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