素人がマジックで観客を魅了することは、なかなか難しい。だけど、ここで紹介するマジックなら誰でも出来る。どんな不器用な人でも、どんな鈍臭い人でも関係なし。今日からあなたも凄腕マジシャンだ。
しかも、人を「あっ!」と言わせるようなレベルではない。「あぁぁぁぁぁぁ!」と絶叫させかねない衝撃マジックである。そんじょそこらのトリックとは次元が違う! 正確に言えば、そもそもの発想が違う!! ……一体どんなものなのか? YouTube にアップされた動画「My teenage daughter claims she watched every video on the Internet」を見れば、一発で分かるぞ。
・道具はペットボトルとレジ袋
動画を再生すると、テーブルの上に置かれたペットボトルが映し出される。これが今回のマジックのメインの道具。あとは、スーパーマーケットでもらうビニールのレジ袋があれば、準備は完了だ。なお、画面左側は仕掛人のパパ、右側は衝撃の瞬間を目の当たりにすることになる娘さんのようだ。
・父親の威厳を見せつける
どうやらこのマジック、「インターネットの動画は全部見た」と言い張る娘さんに対して、「じゃあ、お前コレを知っているか?」という調子で、パパが披露したものらしい。その結果……娘さんは「自分にも知らないことがある」と思い知らされることになったのである。よっ! さすがパパ!!
・大きな “何か” を鮮やかに消し去る
マジックの流れはこうだ。パパがフタのないペットボトルを、意味ありげにコインの上に置く。娘さんが上から覗き込んで確認しても、特に異常はない。続けてパパはペットボトルにレジ袋を被せる。そして手で何かを念じた素振りを見せた後に、レジ袋を取った……!
ここまで映像を見ると、中のドリンクに何らかの変化が生じたのか、下のコインの見え方が変わったのかと思うかもしれない。マジックでは定番の “一瞬で消し去る or 変わっちゃう系” なのではないかと! ……だが、そうではない! パパのトリックは、そんなセコいものではなかった。
ヒントを言うと、ドリンクを消したワケではない。もっと大きいものを一瞬で消し去ったのである。では、一体何を消したというのか? ……それは、目には見えないもの。……言葉にするなら、娘さんからの “信頼” というヤツだ。
▼真似したらダメだぞ!