プロスポーツ選手は、競技人生の中で新たなチャレンジをすることがある。野球に例えるならば、投手であった選手が野手に転向……といったような具合だ。ただ、同じ競技ならまだしも、違う競技に転向することはほとんどない。
というのも、いきなり専門外のスポーツをやってうまくいくほど、プロの世界は甘くないからである。が、しかし! ある陸上選手はラグビーに転向し大成功。神速とも呼べるスピードを思う存分披露している。
・アメリカの元陸上選手
今回ご紹介するのは、アメリカのカーリン・アイルズ選手。元短距離走の選手であり、100メートルの最速タイムはなんと10秒13! バリバリのスプリンターである彼は、ロンドン五輪を目指していたほどの選手だ。
そんな彼がラグビーに転向したのは2012年のこと。そして動画「Carlin Isles. Olympic Dream」では、彼がラグビーを始めたばかりの頃の姿を確認できる。白ユニフォームの背番号「1」に注目して見てみると……。
・異次元の速さ
は、はえぇぇぇー!! ボールを受け取ったら快足飛ばしてブッチギリ! 彼が走り始めると、周りがスローモーションに見えるくらいのスピードを披露するではないか!! フェイントが少しぎこちないものの、一度スピードに乗ってしまえば独走状態である。
動画には、計5本のランニングが収録されているのだが、相手選手は追っても追っても追いつけず。そのあまりの速さに、もはや実況・解説も笑うしかないようだ。7人制でフィールドを広く使えるといえども、この走りは尋常ではない。
・アメリカ代表の切り札
ちなみに7人制のラグビーは、リオデジャネイロ五輪の正式種目でもある。ロンドンで叶わなかった夢が、ブラジルの地で叶うのか。ラグビー経験の浅い彼が、アメリカ代表の切り札として活躍する姿を見たいものだ。