たまの休日。家でゴロゴロもいいけれど、やっぱりお出かけもしたいもの。「でも遠出はメンドクサイ!」というあなた、近場でウロウロしてみよう。し・か・も、リーズナブルに。例えば東京都。都内には100円で乗車できるバスが数多く存在する。そんな100円バスに乗って半日観光をご紹介するのが、この「ぶらり100円バスの旅」である。
第4回目の100円バスは、隅田区が運営する『すみまるくん・南部ルート』だ。大まかに路線を説明すると、「両国 → 押上 → 錦糸町」を循環するバス。江戸文化と最先端が交わる風景に、さあ会いに行ってみよう。
・両国からスカイツリー方面へ
今回のスタート地点は、地下鉄大江戸線・両国駅付近の停留所「都営両国駅」から。もちろんJR両国駅からもアクセスは良い。両国はちゃんこを食べたり、江戸東京博物館を見学したりと、時間を潰すのに困らない。一通り両国を満喫したらバスに乗り出発だ。
乗車賃は100円。どこまで乗っても100円である。「都営両国駅」を出たバスは、元徳稲荷神社・墨田区役所・本所吾妻橋を通り、春慶寺前(東京スカイツリー前)へ。本所吾妻橋に差し掛かる頃には徐々にスカイツリーも大きくなり、左手にはアサヒビールのビルが見えてくる。
所要時間は約25分で、思ったよりもかからない印象だ。スカイツリー周辺では東京ソラマチでショッピングするもよし、昔ながらの街並みが残る “押上通り商店街” を散策してもよし。帰りも『すみまるくん』なら、錦糸町駅まで20分ほどで到着する。
・スカイツリーに行くなら賢いルート
『すみまるくん・南部ルート』のメリットは何といっても100円ということ。子供は半額の50円で、1歳未満の乳児なら無料なのも嬉しい。バスは15分に1本間隔で出ているので、比較的スムーズに乗車できるだろう。また、Suica やPASMO も使えて便利だぞ。
スカイツリーの最寄駅である「押上駅」と「東京スカイツリー駅」はいずれもJR線ではないため、JR線から向かう場合どこかで乗り換えが必要になる。そんなとき、JR両国駅で下車し、すみまるくんを利用するルートは、費用的にも時間的もかなり賢い選択肢といえる。スカイツリーを目指す場合、覚えておいて損はないハズだ。
両国らしく、バスの中が「相撲」で装飾されていたのも印象的であった。ミニチュアののぼりが立っていたり、力士の手形や提灯が飾ってあったりと、それだけでワクワクしてくる。荷物はいらない。思い立ったら、「100円バスの旅」に出てみよう。
・今回ご紹介した100円バス
名称:すみまるくん
乗車賃:大人100円 / 小学生まで50円 / 一日乗車券は300円
路線:両国 → 押上 → 錦糸町を循環
注意点:「北西部ルート」「北東部ルート」もあるので間違えないように注意すること。SUICA・PASMOも使用可能。
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼車内が相撲で装飾されていて好印象。
▼徐々にスカイツリーが大きくなってくるぞ。
▼目的地に到着!
▼バスを見送る。
▼ソラマチや地元商店街を散策してみよう!
▼JR線からスカイツリーを目指すには賢いルートの「すみまるくん」だ!