bizarregoal

チームプレーの醍醐味のひとつに、味方と喜びを共有できることがある。例えばサッカーであれば、ゴールのシーンがそう。得点を決めた選手のもとへ皆が駆け寄り、祝福するあの光景だ。

そう、ゴールはチームに勢いをもたらし、天にも昇るような気持ちにさせてくれるものである。……だがしかし! 味方のゴールに喜びすぎたザンビアのキーパーは、天国だけではなく、地獄までも経験することになった。

・ザンビアで起きた珍事

はたして何が起きたのか。その答えは、動画「Team celebrations causes bizarre goal」に収録されているザンビアリーグの K−stars(白)対 Ferroviario(青)の試合をご覧いただきたい。

・一連の流れ

右サイドから Ferroviario の華麗なフリーキックが直接決まると、ゴールを決めた選手のもとへ仲間が集まってくる。バク転や側転をする選手を見て「おぉ、さすがアフリカ!」と思うが、注目すべきはそこではない。自陣ゴールから遠征し、祝福に駆けつけたキーパーである。

センターラインを越え、歓喜の輪に混ざって喜びを分かち合うキーパー。相手が着々と次のプレーの準備をしているにもかかわらず、余韻に浸っている。そして気がついた頃には K−stars が試合を再開。ロングシュートでゴールを狙われてしまう。

・天国から地獄へ一直線

ここまできたら、もう結果はおわかりだろう。動画でも確認できるように、キーパーが必死に戻るも、シュートに追いつけず失点。一瞬にして目が覚めてしまうような光景……天国から地獄へ突き落とされる悪夢となったのであった。

審判からボールを要求された味方が、すぐに渡してしまったのも失点の原因だが、キーパーはいつだって最後の砦。嬉しい気持ちをグッとこらえ、次のプレーに向けて気を引き締めるべきだったか。試合も1−1で終了しているだけに、このキーパーは悔やんでも悔やみきれなかったに違いない。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし