chariho

バスケは残り数秒が勝敗の運命を分けるスポーツだ。2点差以内であれば起死回生の一発で逆転可能。試合終了寸前でシュートを決めることを「ブザービーター」と呼ぶように、劇的な結末はしばしば見られる。

だが、今回ご紹介する動画「Chariho Stuns Burrillville for D-III Crown; Narragansett Tops Westerly for D-II Title」のような展開はそうあるまい。99%手にした勝利がスルリとこぼれ落ちることなんてまずないだろう。

・アメリカの高校生の試合

まさかまさかの試合展開となったのは、アメリカのバーリルビル高校 vs チャリホ高校の試合だ。58−57の1点差で、残り時間はあとわずか。追いすがるチャリホ高校は、スローインからボールを奪われると最後のチャンスを失ってしまう。

・ファウルと試合終了の笛を勘違い

まさに万事休す。上空へボールを放り投げ、勝利を確信するバーリルビル高校の選手。そしてホイッスルと共に歓喜の輪ができた……のだが、まだ試合は終わっていなかった

なんとホイッスルは試合終了のものではなく、ファウルのものだったのだ。つまりもう一度チャリホ高校にチャンス到来。そしてスローインからゴール前にボールが供給されると、見事な逆転シュートが炸裂し、劇的すぎる幕切れとなった。

・天国から地獄へ

今度は逆にチャリホ高校が歓喜の輪を作り、奇跡のような勝利を喜んだ。一方、天国から地獄へ突き落とされたバーリルビル高校の選手たちは、死んだ魚の目のようになっており、そのダメージが計り知れないことがわかる。

もしボールを奪った選手が上空にボールを投げなければ……と思うと、バーリルビル高校は99%勝利を手にしていたはず。しかし、これが勝負の世界。最後の最後まで諦めたらダメだということを改めて教えてくれる光景だ。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし