スッキリとした甘さとほのかな酸味の爽やか飲料といえば、カルピスである。子供はもちろんのこと、誰からも好まれる “愛されドリンク日本代表” と言っても過言ではないだろう。「自分で作るカルピス」も『カルピスウォーター』も、どっちもDA・I・SU・KI☆ という人は多いに違いない。だがしかし……!
ある日、ふと気付いてしまった。「自分で作るカルピスは放っておくと分離しちゃうのに、なんでカルピスウォーターはそのままなんだ?」と……。いくら考えてもわかりそうにないので「カルピス株式会社」に問い合わせてみたら、親切に理由を教えてくれたのでお知らせしちゃうぞ!
・素朴な疑問を問い合わせてみた
そもそも多くの人がイメージする『カルピスウォーター』は、「いつものカルピスを水で割ったもの」であろう。味的に何か特別な感じはしないし、あるとすれば「自分で作るカルピスと濃度が違う」というくらいであるハズだ。
それなのに、例えば飲みかけのカルピスをしばらく放置しておくと「カルピスが沈殿し上に水がたまっている」のに対し、カルピスウォーターは「いくら放置しておいてもそのまんま」である……WHY? まさかとは思うが薬品でも入っているのか……? いくら考えてもわからん! ということでカルピス株式会社に問い合わせてみることにした。
・返信がキタ!
すると、翌日にはさっそく返信が! さすが体にピースのカルピスさんや!!
「カルピスお客様相談室でございます。平素は弊社製品に格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。また、このたびは弊社製品に関するお問い合わせをいただき、誠にありがとうございます」
おお、こんな素朴な疑問にも何とも親切なご挨拶。好感度アップや! そして気になる回答は以下の通りである!!
「『カルピスウォーター』の安定性に関するお問い合わせですが、おっしゃられるように「カルピス」を水で希釈した場合は、時間がたつと乳成分が分離して沈んで参ります。『カルピスウォーター』は、美味しい水で希釈された「カルピス」をそのままゴクゴク飲める、というコンセプトで設計しており、賞味期間は6ヶ月から1年を設定しております
そのため、その間は乳成分が分離しないようなレシピィや製造方法で技術的な処理が施されております。詳細は企業秘密に関する部分ですので控えさせていただきますが、簡単に言いますと、乳タンパクの大きさをより小さくして、分離し難い安定的な製品を仕立てていると考えてください。
以上でございます。今後とも、疑問やお気付きの点がございましたら、ご遠慮なく御連絡下さいますようお願い申し上げますと共に、弊社製品を御愛顧賜りますようよろしくお願い申し上げます」
(原文のまま)
・ますますカルピスが好きになった
な、なるほど……。企業秘密部分があるので詳細までは不明だが、独自技術で「乳タンパクの大きさをより小さくしている」ということらしい。何より、「お客様に美味しい商品を届けたい!」という気持ちと、「そのために企業努力する姿勢」はよく伝わってきた!! これからも飲みまっせ、カルピスはんッ!!
というわけで、もし「カルピスウォーターはなんで分離しないんだろう?」という話題が出たら、すかさず「それは乳タンパクの大きさを通常より小さくしているのサ。カルピス社の企業努力の結晶ダネ」とドヤ顔してほしい! 今日はここまで!! 各自よく復習するようにッ!!
参考リンク:カルピス株式会社
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼カルピスウォーターが分離しないのは「乳タンパクの大きさをより小さくしている」かららしい。
▼親切な回答に感動した!
▼これからもどっちもゴクゴク飲んじゃうぜ!