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世の中には、一度心をつかんだらスッポンのように放さない、 “中毒性ある魅力” を持つものが沢山ある。それはタバコかもしれないし、かっぱえびせんかもしれないし、ドラマだったり、ゲームだったりもする。適度に楽しむことができれば、良い息抜きになるのだが……何事も、過度は良くない。

今回は、1~2年前から爆発的に流行中のLINEゲーム、『LINE:ディズニー ツムツム』こと、通称「ツムツム」に注目。自分でも引くほどツムツムにハマり、ツムツム中心の廃人生活になってしまった人の成れの果てを、「あるある」形式でお届けしたい。思い当たる人は要注意だ!

【ツムツム廃人あるある60選】

その01:はじめは「流行っているのは知ってるけど、そんな浮ついたものには手を出さない」というスタンス。
その02:そう言いつつも、周囲のあまりの “ツムツム率” の高さに、一応ダウンロードはする。
その03:せっかくダウンロードしたので、話のたねに一応はやってみる。
その04:「ルールがよくわからない」「ポコパンのほうがやりやすい」などとケチをつけてみる。
その05:「でもなんか、ぷにぷにしてて可愛いやん……」
その06:ランキング1位の友人のスコアがハンパなくて理解不能。
その07:「一体どんな生活してんだ」とビビる。
その08:それはいずれ理解することとなる。
その09:気づけばポコパン派にツムツムの良さをアツく語るほどのハマりっぷり。
その10:停止中はツムツム。
その11:1分間の真剣勝負。
その12:気づけば30分くらいツムツムしてる。
その13:Lv15以上からできる『ミッションビンゴ』でいよいよ抜け出せなくなる。
その14:ビンゴ挑戦中はついアイテムに手が伸びがちで、コインの減り方が尋常じゃない。
その15:一刻も早くビンゴをクリアしたい! ハートが足りない! コインも足りない! ルビー欲しい!
その16:手がすべって友だち全員にハートをおねだりしてしまうと超気まずい。
その17:さらにその相手が “通知オン状態” だと、知らぬうちに「◯◯さんがハートをおねだりしているよ」的なLINEメールが送信されてしまっていて、いっそう気まずい。
その18:数年やりとりしてない人だと、なお気まずい。
その19:会社の人だと、より気まずい。
その20:上司だと、会社を辞めたいくらい気まずい。
その21:こっちは死にたいくらい恥ずかしいのに、無言でハートを返してくれたりすると、優しさに泣く。
その22:これをきっかけにやりとりが始まることもしばしば。
その23:ハートの送り合いは一種のコミュニケーション。
その24:数年やり取りしていない友人と、ハートの送り合いだけで繋がっているのも、なんかイイ。
その25:きっと向こうもそう思っているはずッ、と勝手に思い込んでいると、ある日突然「元気そうだね! ハマってんの!?(笑)」と一歩引いた距離からのLINEメールが来て赤面。
その26:ハートおねだりを、「ごめん子供が遊んでて〜」と子供のせいにしたりもするが、10回に1回は子供の仕業と見せかけて自分。
その27:課金したら負け。
その28:「でも500円くらいならいいか」と思う。
その29:なんだかんだで「2000円くらいならいい」気がする。
その30:アイテムがお得な時は湯水の如くコインを消費し、スッカラカン。
その31:「友だちを招待すれば色々オイシイ」ことはわかっているが、できればその一線は越えたくない。
その32:なので親や気心の知れた友人にだけ、あらかじめ断りを入れての “ご招待” 。
その33:ビンゴで行き詰まったときは、ランキング上位のツワモノに教えを乞うと答えが得られる可能性高し。
その34:イベント、ビンゴを全てクリアしてしまうと、「オラ、もっと強いヤツと戦いてえ」という悟空な気持ちになる。
その35:子供に携帯を貸して返ってくると、汗水流して貯めたコインとルビーがなぜかキレイサッパリなくなっている。
その36:やり場のない悲しみと激しい絶望。
その37:いろんな意味で「子供に携帯を貸すもんじゃない」と身にしみて痛感。
その38:音アリでプレイしたときの “消せてる実感” がハンパない。
その39:真剣に仕事に取り組むためにカフェに来たのに、気づけば真剣にツムツムに取り組んでいる。
その40:ツムツムをしないだけで生活が充実することに気づいてしまう。
その41:3カ月くらい放置してたのに、ふと開いたら昼ドラの「やけぼっくいに火」的な再燃をすることを、エヴァ風にセカンド・インパクトと呼んでいる。
その42:久しぶりなのに自分でも驚くほどの最高得点を叩き出したりして興奮。
その43:週間ランキング暫定1位で浮かれてると、締め日の日曜の夜に恐ろしい末脚で巻き返され「シュン」となる。
その44:ランキング上位の人はたいてい最新ツムをMyツムに設定していて、実力の違いを感じる。
その45:月末までの限定ツムが欲しくて、「月末までに30000コイン集めなきゃ」という使命感に燃える。
その46:気づいたらイベントも限定ツムも終了してたときの、そこはかとない切なさ。
その47:エルサとアリエルの強さは異常。
その48:電車で隣の人もツムツムしていると、親近感。
その49:自分よりレベルが高いと目が釘付け。
その50:電車でおとなげないほど凄まじい指づかいのサラリーマンに遭遇し、我が目と同時に相手の神経を疑う。
その51:イベント期間中にある1日3回のチャンスタイム中は、できれば一人になりたい。
その52:ハートがあるうちは時の経過の早さを、ハートがなくなった途端に15分の長さを痛感する。
その53:時は金なり、ハートなり。
その54:ハートは満タンでなければ15分に1個は自動で増えるのだから、極力ハートを満タンで放置したくない。
その55:せっかくハートをもらって1時間以内に気付いたのに、上記理由ですぐ受け取らずに結局放置してしまい、200コイン損した時の微妙な悔しさ。
その56:せっかくもらったハートを「一気に受けとる」を押してしまった時の悔しさ。
その57:ハート回復を待つ間に、いろんなことを済ませたい。
その58:なので、なにをするにもまずツムツムから。
その59:とにかく、時間を無駄にしたくない。
その60:これが一番無駄な時間なのはわかってる。

──今、あなたの隣にいる人もツムツム廃人かもしれない……。

執筆:DEBUNEKO
Photo:RocketNews24.

▼電車でおとなげないサラリーマンが繰り出した技はコレだった。