ホッカホカの炊き立てご飯に、新鮮な生卵をトロッ、そこをチュルルっとかきこむ「卵かけご飯(TKG)」。外国人に “寄食” されたって知るもんか。食べれば、「日本人に生まれて良かった……」と思う、まさに究極ソウルフードと言ってもいいのではないだろうか?
この度、そんな TKG に革命をもたらしてくれそうな卵と出会ってしまったので報告したい! それは “ゆずの香りがする卵” 。この卵で TKG を食べたところ、もう他の卵には戻れないレベルの衝撃的なウマさだったのだ!
・ゆずの香りがする『ゆずたま』とは?
ゆずの香りがする「ゆずたま」は、高知県のヤマサキ農場が生産している卵だ。見た目は普通の卵だが、カラを割る前からすでにほのかな “ゆずの香り” が漂ってくる。
「卵にゆずの香料でもふっているの?」と考えてしまいがちだが、答えはノン! この香りは卵そのものから発せられている天然の香りなのだ。
ヤマサキ農場では、ニワトリに、ゆずジュースで有名な高知県馬路村産のゆず皮を食べさせて育てているそうだ。そのニワトリが産んだ卵が『ゆずたま』! これがゆずの香りの正体だったのである。
・とにかく食べてみた
『ゆずたま』とは、一体どんな味なんだろう? 卵の味が最もわかる卵かけご飯にして食べてみたぞ。割った瞬間もフワっとゆずが香ってくる。
味を確かめるべく、ホカホカのご飯にかけて、何もかけずにパクっと食べてみると……こ、これは!? 濃厚でまろやかな黄身の味と共に、プリプリした白身の弾力、そして鮮烈なゆずの香りが口いっぱいに広がる。ああ、なんて爽やかなんだろう!! こんな卵、食べたことがない!
あくまで “ゆずの香り” なので、決して酸っぱいわけではないのでご安心を。爽やかな香りが、卵が持つ甘みとコクを引き立てているのである。
・もう普通の卵には戻れない
何を隠そう筆者は TKG が大好き、これまでどんな卵でも不満を覚えたことはなかったが、『ゆずたま』と比べると他の卵は生臭いように感じてしまった。こんなに香り高い卵を使った TKG を食べてしまっては、もう普通の卵には戻れない。それくらい感動的な味だった。いやマジで!
・醤油やない、塩や! 絶対塩や!!
『ゆずたま』の TKG は、そのままでも美味しいが、さらに塩を振ってたべると激しくウマイ。
TKG といえば、醤油をかけるのが一般的。しかし、『ゆずたま』に限って言えば、何がなんでも塩。塩だ! 醤油はそれ自体の香りが強いので、ゆずの香りを存分に楽しむにはやはり塩の方がオススメである。
恥ずかしながら、卵の味は黄身が濃厚かそうでないかくらいの違いしかないのでは……と思っていた。しかし、黄身の味だけじゃない、香りがこんなに違う卵が世の中に存在したとは……。
『ゆずたま』は、都内なら銀座の高知県アンテナショップ「まるごと高知」で6個パック494円(税込)で販売されている。卵にしてはややお高めだが、「日本で唯一」のわりにはお求め安い価格だと言えるだろう。TKGファンの人には是非一度食べてみてほしいぞ!
参考リンク:まるごと高知、ヤマサキ農場
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24
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▼こちらがゆずの香りがする卵『ゆずたま』
▼見た目はフツーの卵だが
▼香りが違う! 割る前からゆずの香りがする!!
▼秘密は、ニワトリに高知県馬路村産のゆずの皮を食べさせていること、そのほかの飼料や水も厳選されたものを与えているそうだ
▼さっそく卵かけご飯にしてみた!
▼ゆずの香りを楽しみたいなら、断然、塩がオススメだ
▼いただきま~す!
▼口にいれすぎて、ちょっと「ぶほぁっ」ってなった
▼何も入れてへんのに、ゆずの香りがしますよ! 奥さん!!
▼濃厚な卵と、爽やかなゆず……
▼美味くないわけがない!!
▼目玉焼きにもしてみた
▼加熱してもほ~んのりゆずの香り! 目玉焼きなら調味料なしでも十分ウマイ
▼『ゆずたま』は銀座のアンテナショップ「まるごと高知」で買えるぞ!