誰もが夢中になって遊んだ! でも今では忘れられてしまった!! そんなゲームを紹介するこの企画。今回はバンダイから発売されていたファミコン用ソフト、『聖闘士星矢 黄金伝説』である。
このゲームは今から28年前の1987年に発売されたアクションRPGだ。当時絶大な人気を誇っていた、漫画・聖闘士星矢(セイントセイヤ)の初ファミコンソフトだが、難易度はかなり高かった。しかし “あの” パスワードを使えば、ほぼ無限の小宇宙(コスモ)が炸裂したのだ!
・やや複雑なシステムで難易度も高め
アクション要素もありながら途中途中のボス戦では、シミュレーション形式のコマンドバトルであったこのゲーム。1ターンずつパワー(これが小宇宙)を「攻撃」「防御」「精神」などに振り分けバトルを行うのがだ、当時の小学生の多くはあまり意味を理解せずにゲームを進めていた。
やや複雑なシステムな上、難易度も高いので当然ノーマルの状態でクリアできる猛者はほぼ皆無。「これはクソゲーを掴んだか……?」と多くの小学生が疑心暗鬼になりかけたころ、どこからともなく広がったのが、あのパスワードである……!
そのパスワードを入力すると、ゲームの要・小宇宙がほぼ無限の状態でスタートできたのだ。普通なら限りある小宇宙をギリギリの状態でやりくりしなければならないのだが、無敵パスワードを使えばラスボスまでパワー満タン、各ボス戦もほぼワンパンでクリアできた。
・どこからともなく広がったパスワード
気になるパスワードであるが、筆者もどこで覚えてきたのか記憶がない。先述したように、「どこからともなく」広がったとしか言いようがないのだ。だが28年経た今でも、パスワード自体は一言一句間違わずに覚えていた……。恐るべし子供の記憶力! パスワードは以下の通りである!!
「とうきようと たいとうく こまがた ばんだいの がんぐだいさんぶのほし」
このパスワードを使いゲームをクリアした人は多いことだろう。ただし、RPG要素もあったので、パスワードを使ったからといってすんなりとクリア出来なかったところが、逆に “攻略している感” を得られて良かった。
・聖闘士星矢世代にしかオススメできない
ゲームには、紫龍・氷河・瞬・一輝などのブロンズ聖闘士(セイント)はもちろん、ブラック聖闘士・シルバー聖闘士・ゴールド聖闘士も登場する。今思えば究極のツンデレだった、魔鈴さんやシャイナさんを見て、思わず涙する人も多いはずだ。
パスワードを使えば初心者でもクリア出来ると思うが、聖闘士星矢の知識がないと、「何が楽しいの?」と感じることもあるだろう。やはり聖闘士星矢に熱中していた世代にオススメしたいゲームである。
・今回プレイしたゲーム
タイトル:聖闘士星矢 黄金伝説
発売元:バンダイ
購入価格:400円
評価:☆☆☆☆☆☆★★★★
一言コメント:「純粋にゲームの完成度としては高くないが、聖闘士星矢世代はたまらない」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼基本はアクションゲーム。
▼魔鈴さんや!
▼あー、こんなんだったわー。
▼はいはい、木戸邸ありましたね。
▼もちろん、紫龍たちも出てきます……でも普通にじゃ絶対にクリアできん!
▼そこで最強パスワードを入力。
▼ほーら小宇宙(コスモ)が満タン!
▼ガン強!
▼プレイ動画も発見! やっぱりあのパスワードを使っていた!!
https://www.youtube.com/watch?v=bek2oOvsLUQ
▼聖闘士星矢世代の人にはオススメだ!