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皆さんは、「新潟みやげ」と聞いて何を思い出すだろうか? 笹団子、柿の種、米に日本酒も悪くないが、是非ともチェックしていただきたいお土産がある! 

その名はからいすけ。魚沼地方の方言で「辛いから気をつけて食べなさいよ」という意味らしい。そんな注意喚起ビンビンのお土産とは何物なのだ!? 気になったので買ってみたぞ。

・幻の唐辛子「かぐら南蛮」を使った辛味味噌

筆者(私)が『からいすけ』と出会ったのは、越後湯沢駅直結の「ココロ湯沢ぽんしゅ館」だ。ここでは、定番メジャー級のものから、隠れ名物まで新潟のありとあらゆる物産が販売されている。

こういう言い方はちょっと申し訳ないが、『からいすけ』は魚沼産コシヒカリや柿の種の知名度と比較すると、決してメジャー級のお土産とは言えないだろう。しかし、商品の説明を見てその理由がよーくわかった! 長い間、ほぼ流通しなかった幻の唐辛子「かぐら南蛮」が使われ、かつ自家製の味噌で丁寧に作っているため、一年間に生産できる数が限られたレアお土産だったのだ!

1瓶850円(税抜)と、少々お高い気もしたが「幻」と聞いちゃあ気にならない訳がない! ということで、『からいすけ』の「赤」と「緑」の2種類を購入して食べてみたぞ。

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・フルーティで爽やか辛い「緑」!

まず結論から言おう。2種類とも、ビビるほど辛くはない! 中国などにある自律神経がおかしくなるレベルの辛さに比べれば、全然余裕、ヨユーのヨッチャンだ。ただひとつ気をつけねばならないのは……旨すぎてご飯がススミまくりということ!!

まず、「緑」の方は、何と言ってもフルーティ。こちらに使われているの緑色うちに収穫されたかぐら南蛮。味噌へと加工されても、隠しきれない女子大生のようなピチピチフレッシュな唐辛子の爽やかな辛さがタマラナイ。ご飯のほかにも冷奴にも合いそうである。

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・深い旨味と辛味がクセになる「赤」!!

そして完熟した実を使ったのが「赤」。見た目ほど辛くないやん……と思いきや、後味がちょっとピリリ!! 辛いは辛いのだが、ただただ刺激が強いというわけではない。旨味もあり、甘みもバッチリ。そのあと唐辛子のピリっとした存在感がやって来て、スーっと消えていくのだ。

「緑」が「チョイ辛、激ウマ、ごはんがススムくん!」と表現するなら、「赤」は「あああ、もうちょっと味わいたい、あの一瞬の上品な辛さにもう一度逢いたい!!」と言ったところ。すっごい美人に一瞬すれ違って、見失って、それが心から離れない……そんな印象深い味だった。

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・越後湯沢駅のおにぎり屋さんで食べられるよ

フルーティな「緑」も捨てがたいが、個人的には「赤」の上品な辛さが好きだなぁと感じた。この味噌で、麻婆豆腐を作ったらとてつもなくおハイソな料理ができそうだ。

ただ、いきなり大瓶を買うのもちょっと勇気がいるもの。「気になるけど、いきなり一瓶買うのは勇気がいるなぁ」という人もいるかもしれない。「ココロ湯沢ぽんしゅ館」内にある “爆弾おにぎりのお店” にて、プラス60円で『からいすけ』のトッピングをしてくれるので、試してみよう。

一口食べればヤミツキになるはず。数年前は地元でしか手に入らなかったようだが、最近はネットでも買えるようなので、旨辛好き、白飯大好きな人は要チェックだぞ!

参考リンク:からいすけ本舗ぽんしゅ館オンラインショップ

Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24

▼雪が降り積もる……
karaisuke (1)
▼新潟のJR越後湯沢駅!
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▼改札出てすぐの「ココロ湯沢」にはお土産がいっぱい!
karaisuke (3)
▼幻の唐辛子「かぐら南蛮」を使った唐辛子味噌『からいすけ』の赤と緑をゲット
karaisuke (4)
▼芳醇フルーティな「緑」
karaisuke (5)

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▼濃厚な旨味と刺激がたまらない「赤」
karaisuke (7)

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▼大きいサイズ(135グラム、850円)でもかさばらないので、お土産にちょうどいい
karaisuke (10)
▼両方一緒にかけて食べるとファビュラスなお味に!
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