間もなく今年2014年も終わろうとしている。この時期になると、毎年気になるのが、アップルのラッキーバッグだ。今回は何が入っているのか、気になって夜も眠れなくなりそうである。
待ちきれない私は、一足先にアップルに出かけることにした! 東京は中目黒のアップルにたどり着くと、なんと「CLOSE」の看板で出ている。ついさっき目の前を通りすぎたときには開いていたのに……。しかしドアを開けると、店主は「いらっしゃいませ」と歓迎してくれた。なんでも買い物に出ていて、少しの間だけ不在にしていたらしい。よかった、とりあえず入店だ。
・エビフライに定評がある
中目黒のアップルは、エビフライ定食が評判らしい。ということで、私は迷うことなくエビフライ定食をオーダーした。一緒に入店したGO羽鳥は、和風ハンバーグ定食を注文。私(佐藤)は、絶対に俺の方が正解だ! と内心思っていたのだが、その根拠のない確信は脆くも打ち砕かれることになる。
・ジャズを聴きたい
ウッディな雰囲気の店内、ほのかなランプの明かりが心地よく、テーブルに座っているだけで心癒されるものがある。店内にはジャズのCDが陳列されている。あいにくその時流れていたのはコンテンポラリーだったが、ここで聞くジャズはきっと格別に違いない。カウンターでウィスキーのグラスでも傾けながら、スタンダードジャズに酔いしれてみたいものである。
・ハンバーグが美味
しばらくすると、それぞれが注文した定食が運ばれてきた。評判のエビフライはというと、懐かしい味わい。その昔、家で食べた母親の作るエビフライが思い起こされる。たしかにおいしい。おいしいのだが、私は羽鳥に分けてもらったハンバーグの方が勝っていると思った。
・エビフライがWindowsなら……
同じ手作りの味わいなのだが、粗挽きのハンバーグの肉々しさに満たされるものを感じた。強いて言えば、エビフライは母親の味であるのに対して、ハンバーグは父親。いや、この例えは相応しくない。エビフライが Windows なら、ハンバーグは Mac といったところだろうか。いずれにも良さがあるのだが、この日の私はMacを欲するような気分だった。
・創業40年
ちなみにこのお店は40年の歴史を持っている。店主の話では、この界隈も随分と様変わりしたそうだ。そんななかで変わらない佇まいを守り続けるアップル。フラリと立ち寄りたいお店である。
・今回紹介したお店の情報
店名 アップル
住所 東京都目黒区東山1-9-13 東山鈴房荘 1F
営業時間 11:00~23:00
定休日 日曜日
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼エビフライ定食850円
▼ハンバーグ定食850円
▼中目黒のアップル