みんな知ってるあたりまえ知識。でも100人いたら1人くらいは知らない人がいるかもしれません。今回は「世界にサンタクロースは120人いて、そのうち1人は日本人」という知識です。
みんなが大好きなサンタさんのことですから、もちろんみんな知っているとは思いますが、万が一知らない人がいた場合のために、おさらいしましょう。
・サンタクロースの本場、グリーンランド
北極付近にある世界で一番大きな島「グリーンランド」には、永遠の命を持つ長老サンタクロースが住んでいると言われています。昔は1人で世界中の子どもたちにプレゼントを配っていましたが、それもだんだん難しくなってきたそうです。
そこで、今から約50年前の1957年に「グリーンランド国際サンタクロース協会」を設立されました。協会には長老サンタクロースから命を受けた世界各国の公認サンタクロースが所属していて、みんなで手分けをして様々な活動をしています。
・公認サンタクロースは世界に120人
グリーンランド国際サンタクロース協会には、2013年の時点で約120人のサンタクロースが公認されています。北欧のデンマークやスウェーデン、ノルウェーのサンタさんが中心ですが、アジア地域にはたった1人しかサンタさんがいません。それが日本人のサンタさんなのです。
彼の名前は『パラダイス山元』さん。1998年、史上最年少の35歳で公認サンタクロースの試験に合格しました。ちなみに試験は、「スピーチ」や「煙突を登って部屋にプレゼントを置いてくるタイムトライアル」などがあるそうです。
・そのうち1人が日本人
活動としては、クリスマス・イブを自宅で過ごすことの出来ない、小児病院や福祉施設にいる子どもたちの元を訪問したりするそう。また、クリスマス関連のイベントへの出演や取材を通じ、クリスマスの正しい過ごし方の啓発や日本のクリスマス文化を世界に発信しているそうです。
日本人の公認サンタさんがいるなんて嬉しい限りです。でも……。もし子供に「サンタさんって何人いるの?」と聞かれたら「1人だよ」と答えるか、「子供たちの願いの数だけサンタさんはいるよ」と答えた方がロマンチックかもしれませんね!
参照元:グリーンランド国際サンタクロース協会 日本支部
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.