バターがない! バターがない!! スーパーにもどこにもない。こんなの絶対おかしいだろ!? ……とは言うものの、無いものは無いので、どうしようも無い。だったら自分で作ればいいじゃない。……でも、どうやって?
そんなの簡単だ。生クリーム、ペットボトル、そして…… “様々な用途がある” ことで世界中の人々に知られている最強の電動マッサージ機『スライヴ』があれば、座っているだけでバターが完成するのである。
・基本のバターの作り方
基本の手作りバターの作り方はこうだ。まず、植物脂が入っていない高乳脂肪の生クリームを準備する。乳脂肪分35%以上のもので出来るようだが、タカナシ乳業によると、42%以上のモノ推奨とのこと。
その生クリームを、密閉容器に入れて力いっぱい5分~20分ほどフリフリ振ると、水分が分離する。残った固形物がバターというわけだ。
・でも、もっと効率的にできるんだよ? そう『スライヴ』があればね
でも、手で5分も10分も20分も振り続けるのって結構大変……。しかぁし! 日本が世界に誇る電化製品を使えばもっと効率的にバターができちゃうのだ。そう、『スライヴ』こと大東電機工業株式会社の「ハンディーマッサージャーMD-01」があればね!
・マジでパない
早速、生クリーム入りのペットボトルをスライヴに取り付け、スイッチをON! すると……パない、マジでパない。スライヴ、マジでパねェっす!! ヴヴヴィィィィィンと、どんどんトロミがついて、黄色い固形物が湧き出てくる。動かし続けること15分ちょっとだろうか、最終的には大きなバターの塊がポコっと取れちゃったぞ! 100mlの乳脂肪47%生クリームから58.3グラムのバターを作ることに成功した。
もちろん、手でフリフリしても出来るわけだが、疲れるし、同時にほかのことができない。でも、スライヴならテレビを見ながら、読書をしながらバターが作れちゃうってワケだ。
・自作バターを食べてみた → もうマーガリンには戻れない
そして、出来上がったバターはホイップクリームのようにフ~ンワリフワフワ! 市販のものより水分が多いが、塗りやすくってそれがイイ。そしてお味も……ンマイ!! 市販のものよりなめらかで、ミルク感が強くてクリーミー。クラッカーにつけて食べると非ッ常に美味だった! こんな簡単に手作りバターが作れてしまうなんて……これは、もうマーガリンには戻れないぞ!!!!
・残った「バターミルク」もウマイ!!!!
ちなみに、分離した水分は「バターミルク」というもので、栄養たっぷりだそう。味は、ややライトな牛乳というところ。脂肪分が分離した液体なので、脱脂粉乳みたいな味なのかなぁと思いきや、シッカリ牛乳の味がして美味しい! これ、絶対に捨てちゃダメだからね!!
・マッサージ……だけじゃない『スライヴ』
かくして、『スライヴ』を使えば、生クリームからバターを作れることが判明した。『スライヴ』には、マッサージ以外の用途があると聞いてはいたが、キッチン家電としての顔を持つなんて、いったい誰が想像しただろうか?
なお、筆者(沢井)は初スライヴだったので、若干戸惑ってしまったが、日常的にスライヴを愛用しているスライヴァーなら、もっと手早くバターを作れるハズ。そう確信している。
参考リンク:タカナシ牛乳
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24
▼今回はこちらを使ってバターを作ってみた。お値段はスーパーで380円くらい
▼手でフリフリは大変なので……
▼日本が誇る最強電動マッサージ機『スライヴ』の力を借りることにしたぞ!
▼エジプトの壁画にいそうな姿だ
▼こちらが『スライヴ』の振動で完成したバター
▼バターや! バターや!! 久しぶりのバターや!!!!
▼とてもクリーミーで美味しゅうございました