ある特定のジャンルの商品を中心に販売するお店、それが専門店だ。世の中には数多くの専門店が存在するが、思わず「マジで?」「そこ?」とビックリしてしまうようなお店があったりする。だがしかし……!
量販店ではあり得ない品揃えや、磨き抜かれた技など、「専門店ならでは」の味わいがあるのもまた事実。そんなキラリと光る専門店をご紹介するのが、この「あなたの知らない専門店」のコーナーである。第1回目は、東京は谷中で発見した、『亀の子たわし』の専門店だ!
・亀の子たわしの専門店
「たわしって、あの たわし?」という声が聞こえてきそうだが、そうあの「たわし」である。掃除の時にゴシゴシ使う、あの「たわし」で間違いない。きっとあなたの頭に浮かんだ たわしは『亀の子たわし』というタイプ。詳しくは画像を確認してほしいが、約100年前に東京で誕生したものである。
・カフェのような店構え
そんな たわしの専門店が、東京は谷中に存在する。それが『亀の子束子(たわし)谷中店』だ。地下鉄千代田線・根津駅と千駄木駅の近く、通称「へび道」沿いにあるお店で、たわし専門店とは思えない、温もりあるカフェのようにお洒落な店構えである。
・ラインナップが豊富
さっそくお店の中に入ってみると、“あの亀の子たわし” はもちろん、「こんなにあるの?」というほど商品のラインナップが多い。色も茶色だけではなく白を基調にしたカラフルなものがある。形もハート型や音符型、さらには たわしで作った亀のオブジェや、クリスマスツリーまでが取り揃えられていた。
・ボディケアたわしが人気
お店の人に話を聞いてみると、売れ筋はボディケア用のたわしだという。一般的にたわしの原料は、ハードな「ヤシ」の繊維が多いが、「シュロ」や「サイザル麻」は柔軟性を持ち合わせているため、掃除はもちろんボディケアにも向いているらしい。特に女性に人気があるようだ。
・ロゴ入りのグッズもカッコいい
また、亀の子たわしのTシャツやマグカップなどもクールな仕上がり。歴史あるレトロなロゴが逆に新鮮に感じられる。ストラップやキーホルダーも人気で、お店の人は「存在感抜群だから鍵や携帯を探すときにとても便利」だと話していた。確かにこれなら……すぐに見つかりそうである。
お洒落な店構えだが、気取った感じはないので気軽に入れるだろう。考えてみると、「家にたわしがない……」という人も案外多いはず。掃除用はもちろん、ボディケア用やアパレル系もあるから、谷中散策のついでにフラリと立ち寄ってみてはいかがだろうか?
・今回ご紹介した専門店
店名:亀の子束子 谷中店
住所:東京都台東区谷中2-5-14 C店舗
時間:11:00~18:00
休日:月曜日(祝祭日の場合は翌火曜日)
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼温もりある外観。
▼これがいわゆる「亀の子たわし」だ。
▼昔はこんな感じで たわしを売っていたそうだ。
▼「シュロ」素材のたわし。
▼カラフルな たわしたち。
▼ハート形と音符型。
▼背中を洗う用のたわし。
▼存在感抜群の たわしのキーホルダーに……
▼たわしで作った亀!
▼クリスマスツリーまで!! ちなみに、使い勝手は良くないものの、たわしとしても使えるそうだ。
▼ロゴ入りグッズもお洒落。
▼歴史を感じさせる看板。
▼まさかの「亀の子たわし専門店」は、超お洒落だったぞ!