スポーツの世界では、あと数センチ……いや、数ミリ違えば結果は変わっていたということがある。それがサッカーの試合であれば、ゴールの枠に当たる光景がいい例だろう。
時にそれが筋書きのないドラマを生んだりもするのだが、先日行われた試合でクロスバーに3回連続でシュートが当たる珍プレーが炸裂したのでお伝えしたい。YouTubeにアップされたタイトルは「Triple Woodwork Fail in Three Seconds!」である!
・ドイツ2部リーグでの出来事
滅多に見られないプレーがあったのは、2014年11月29日に行われたドイツ2部リーグ・インゴルシュタット(赤) vs ボーフム(青)の試合。それは、ホームのインゴルシュタットが1点リードし、追加点を狙ったシーンで起きた。
・一連の流れ
まさかまさかのそのまさか。怒濤のクロスバー3連続を文章で簡潔に表すと、次のようになる。
右サイドからクロスが上がる → バックヘッドでシュート → クロスバーに当たる → 真上に浮くボール → 再びクロスバー → こぼれ球に反応した選手がダイビングヘッドでシュート → 三度クロスバーに嫌われる
……といった流れだ。真上にボールが浮いて、再びクロスバーを叩くことさえめずらしいのに、3回連続で弾かれるという滅多にお目にかかれない光景であった。
・監督も苦笑い
この珍プレーにインゴルシュタットの監督も思わず苦笑いするしかなかったが、選手たちは心を折らずに奮闘。後半に追加点を2点奪い、結果的に3−0でインゴルシュタットがホームで勝利している。