memorialseason

福岡ソフトバンクホークスの日本一で幕を閉じた2014年のプロ野球シーズン。そして野球好きにとっては辛い辛いオフシーズンがやってきた。すでに来季の開幕が待ち遠しくてしょうがない人もいるかもしれない。もしかしてだけど。

ただ、来季の開幕はまだまだ先なので、今は今季のプロ野球を振り返る時期だろう。ということで今回は、先日の「2014年のプロ野球で起きた珍プレーベスト10」に続き「2014年のプロ野球で起きた記憶に残る名シーン」を勝手にランキングベスト10として、動画と共にお届けしたいと思う。

【2014年のプロ野球で起きた記憶に残る名シーンベスト10】

10位:多田野数人投手が超スローボールで観客を魅了

まず10位にランクインしたのは、6月1日に日本ハムの多田野投手が阪神のゴメス選手に投じた「超スローボール」だ。たった一球で観客を魅了する伝家の宝刀といえども、そう簡単に投げないのがこのボール。現在、自由契約となっている多田野投手だが、彼の投球を待っているファンは多いことだろう。

9位:金子千尋投手のノーヒットノーランが幻に終わる

今季、沢村賞を獲得し、今や日本球界ナンバーワンピッチャーといっても過言ではないオリックス・バファローズの金子千尋投手。5月31日に巨人打線を完璧に抑えたが、味方打線も得点でき­ず、9回裏に代打で交代した。延長戦に突入したためサヨナラ勝ちとはならず、ノーヒットノーランが幻となった。

8位:岸孝之投手がノーヒットノーランを達成

一方、埼玉西武ライオンズの岸投手は、5月2日に行われた千葉ロッテとの試合で見事にノーヒットノーランを達成。ライオンズとしては、1996年の渡辺久信前監督以来の快挙となった。

7位:トリプルプレー

アウト3つで攻守が交代となる野球で、一気に3つのアウトを奪ったのは福岡ソフトバンクホークスだ。4月22日の日本ハム戦で隙のない守備からのトリプルプレーは、改めてプロのスゴさを教えてくれた。

6位:山田哲人選手が右打者シーズン安打記録を更新

今季もっとも飛躍した若手といえば東京ヤクルトの山田選手である。弱冠22歳という若さながら、193本ものヒットを放ち、日本人右打者最多安打記録を64年ぶりに更新した。本塁打も29本放っており、来季も目が離せない選手だ。

5位:山本昌投手が最年長勝利記録を更新

山田選手が若さで達成した記録ならばこちらはベテランの記録。9月5日の阪神戦で中日ドラゴンズの山本昌投手が今季初登板し、見事に最年長勝利記録を更新してみせた。来季は前人未到の50歳での勝利が期待される。

4位:稲葉篤紀&金子誠選手の引退試合で相手チームからも胴上げ

10月20日が引退試合となったのは、日本ハムの稲葉選手と金子誠選手。最後にスタンドのファンのもとへ挨拶に行くと、対戦相手であったソフトバンクの選手たちも集合し、両軍選手が2人を胴上げするという感動的なシーンが見られた。

3位:今宮健太選手が見せた超絶プレー

おそらく今季のベストファインプレーを問われると、ほとんどの人はソフトバンク・今宮選手のスーパーキャッチを挙げるだろう。6月8日の阪神戦で顔面を強打しながら捕球した姿は、多くの人の記憶に残っているに違いない。

2位:大谷翔平投手が球速162キロを計測

「二刀流」で有名な日本ハムの大谷翔平選手が、オールスター戦で日本人最速の球速162キロを計測して観衆を沸かせたのは記憶に新しい。レギュラーシーズンでも162キロを計測した上に2桁勝利、さらには2桁本塁打と今も進化を続けている。どこまで成長するのか、来季も彼から目が離せない。

1位:日本シリーズでまさかの結末

そして1位は、日本一を決める戦いである「日本シリーズ」でのまさかまさかの結末だ。前代未聞の守備妨害でゲームセット、さらに日本一が決定と、多くの人の記憶に深く刻まれたことだろう。

……以上が、「2014年のプロ野球で起きた記憶に残る名シーン」勝手にベスト10である。今季も数えきれないほどの素晴らしい記録やプレーが飛び出したが、2015年のプロ野球はどのようなドラマを見せてくれるのだろうか。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼多田野数人投手が超スローボールで観客を魅了

▼金子千尋投手のノーヒットノーランが幻に終わる

▼岸孝之投手がノーヒットノーランを達成

▼トリプルプレー

▼山田哲人選手が右打者シーズン安打記録を更新

▼山本昌投手が最年長勝利記録を更新

▼稲葉篤紀&金子誠選手の引退試合で相手チームからも胴上げ

▼今宮健太選手が見せた超絶プレー

▼大谷翔平投手が球速162キロを計測

▼シーズン中にも計測しているぞ

▼日本シリーズでまさかの結末