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2014年のプロ野球シーズンが終わり、早いもので1カ月が過ぎようとしている。今年は8年ぶりに日米野球が行われているため、例年よりも長く野球を見ることができているが、それでもペナントレースがないのはやはり寂しいものである。

そこで今回はシーズンのアツさを振り返るべく、2014年のプロ野球で起きた珍プレーを「勝手にランキングベスト10」として動画と共にご紹介したい。あなたは「あんなプレーやこんなプレー」をいくつ覚えているだろうか。

【2014年のプロ野球で起きた珍プレーベスト10】

10位:スライディングでフライを通過

まずは6月11日の千葉ロッテ vs 阪神タイガースの試合で見られた珍プレーがランクイン。雨風の強い中で迎えた3回裏にファールフライが上がり、サードの新井貴浩選手はスライディングキャッチを試みる。が、しかし! 濡れたグラウンドで滑り、そのままボールを通過してしまった。

9位:監督も呆れるしかない痛恨のエラー

続いては4月26日の横浜DeNAベイスターズ vs 阪神タイガース戦での珍プレー。送りバントを処理するという普段ではなんてことない場面なのだが、一塁にカバーに入った宮崎選手はゲッツーと思い込み、ボールから完全に目を逸らしていた。まさかのプレーに中畑監督も呆れるしかなかった。

8位:打った本人も苦笑いのチンプレー

そして9月5日に行われた千葉ロッテ vs 東北楽天の試合では痛々しい「チンプレー」が発生した。クルーズ選手の打った打球は、なんと自身の股間を直撃。これには打った本人も苦笑いであった。

7位:守備がもたつく間にランニングホームラン

5月6日のオリックス・バファローズ vs 千葉ロッテの試合では、1回表の初球から珍プレーが飛び出した。レフトの竹原選手が転倒し後逸すると、荻野選手は快足を飛ばしてダイヤモンドを一周。なんと一気にホームを陥れてしまった。

6位:中畑監督の早とちり

アツい抗議で知られている横浜DeNAベイスターズの中畑監督だが、9月24日の阪神タイガース戦では早とちりしてしまう。判定に抗議しようと猛烈な勢いでベンチを飛び出すも、途中でクルッと引き返す珍プレーを見せてくれたぞ。

5位:グリップエンドでタイムリー

9月13日の阪神タイガース vs 広島カープの試合では滅多にお目にかかれない珍プレーが発生。途中交代から4番に入った赤松選手がインサイドのボールを避けようとするも、ボールはバットのグリップエンドに当たり内野に転がってしまう。しかし、堂林選手の好走塁もあり、結果的にタイムリーヒットとなった。

4位:顔面でトスしてスタインドイン

続いては5月27日の東京ヤクルト vs 広島カープで起きた珍プレー。菊池選手の放った打球はライトフェンスギリギリへの大飛球となり、スタンドへ入った。しかし、ビデオ判定で確認されると、雄平選手の顔面に当たりスタンドインしていたことが判明。その結果、エンタイトルツーベースとなった。

3位:塁間を5度­全力疾走してホームイン

4月23日の千葉ロッテ vs オリックス・バファローズでは塁間を5度疾走する珍プレーが生まれた。センター後方のフライで飛び出していた角中選手が、一生懸命帰塁するとそこからオリックスの守備にほころびが出る。その結果、ミスが連鎖し、角中選手はホームまで陥れた。

2位:ショートゴロがランニングホームラン

平凡なショートゴロがランニングホームランとなる珍プレーは、9月18日の東北楽天 vs 千葉ロッテの試合で発生。ロッテ守備陣がてんやわんやする間に嶋選手はダイヤモンドを一周してしまった。

1位:誰もが驚いた巨人の守備シフト

そして1位に輝いたのは、7月11日の巨人 vs 阪神戦で敷かれた内野5人の守備シフトだ。外野に抜けた瞬間に失点する可能性が高いだけに、1点も与えることができない場面であればわかるが、原監督が選手に指示を出したのは6回表のことだった。結果はご存知の通り、西岡選手が放った打球はセンターを真っ二つ。奇襲は裏目に出てしまった。

……以上が2014年のプロ野球で起きた珍プレー「勝手にランキングベスト10」だ。2013年に続き、今年も多くの珍プレーが飛び出した。果たして来季はどのようなプレーが見られるのか、今から楽しみである。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼スライディングでフライを通過

▼監督も飽きれるしかない痛恨のエラー

▼打った本人も苦笑いのチンプレー

▼守備がもたつく間にランニングホームラン

▼中畑監督の早とちり

▼グリップエンドでタイムリー

▼顔面でトスしてスタインドイン

▼塁間を5度­全力疾走してホームイン

▼ショートゴロがランニングホームラン

▼誰もが驚いた巨人の守備シフト

▼番外編その1:こちらは審判の珍プレー

▼番外編その2:思わぬ形で日本一が決定