「人はこうも変わってしまうのか」久しぶりに会った人を見て、そう思ったことはないだろうか? かつてプロレスに熱中し、しばらくプロレスを見ていない人がその後の「スコット・スタイナー」を見たら、きっとそう思うに違いない。
「スタイナーブラザーズ」としてプロレス史上屈指の名タッグチームの弟であった彼は、同時に “技の開発者” としても飛びぬけたセンスを持ち合わせていた。そんなスコット・スタイナーの必殺技を、40個もランク付けした動画が YouTube にアップされているのでご紹介したい。動画のタイトルは『Top 40 Moves of Scott Steiner』だ!!
・フランケンシュタイナーの開発者
スコット・スタイナー……。兄リック・スタイナーとのタッグチーム「スタイナーブラザーズ」としてアメリカはもちろん、日本でも活躍したプロレスラーである。兄とは似ても似つかぬ風貌でファイトスタイルも違っていたが、チームとしての完成度はとんでもないほど高かった。
アマレス仕込みのしなやかな力強さを持つ彼は、プロレス技『フランケンシュタイナー』をはじめ、後のプロレス界に大きな影響を与えるいくつもの技を開発した男でもある。まさか後期の彼があんな容姿、あんなファイトスタイルになってしまうなんて……。
・米在住のプロレスマニアが制作
以前の記事でも解説したが、動画の作者を紹介しておこう。毎度おなじみ YouTubeユーザー「BDWJ1986」こと、米ニュージャージー州プレインフィールド在住のロドニー・A・カミンズ(Rodney A Cummins)氏だ。
ロドニー氏は、これまでにも数々の「プロレス勝手にランキング動画」を公開。そのひとつが今回の “スコット・スタイナー ベスト40” だ! 今回彼の動画を見ていて気付いたことがある……。タッグチームのランキングがないぞ、ロドニー・A・カミンズ! コメントしておいたぞ、ロドニー・A・カミンズ!!
・衝撃的だった元祖フランケンシュタイナーは3位
それはさておき、気になるランキングであるが、ロドニー氏らしい多彩なラインナップになっている。アマレス仕込みのTボーンスープレックスが31位、オリジナルの投げ技ティルトスラムが22位、彼の最高傑作フランケンシュタイナータイナーが3位となっている。
果たして1位は何なのか? 気になる結果は自分の目で確かめて欲しい。動画をご覧になっていただけばわかるが、後期の彼は筋肉に頼るだけのプロレスラーになってしまった。1本の動画に2人のレスラーがいるような錯覚さえ覚えるだろう。前期と後期の技のキレの違いなどにも注目していただきたい。
参照元:YouTube、Twitter @BDWJ1986
執筆:P.K.サンジュン
▼4:47~の対戦相手「佐々木健介」の髪型はお手本のような『健介カット』! 頭を串刺しにする衝撃のフランケンシュタイナーは7:09~だ!
https://www.youtube.com/watch?v=vd8oAXjIicc
▼ロドニー氏! タッグチームの動画お願いします! ハートファウンデーションが見たいです!!
https://www.youtube.com/watch?v=tS5MAmUOSyI