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日本には、美味しいカレーを食べられる名店がたくさんある。中には、あまりにも有名なため、「本サイトで取り上げたところで、すでにたくさんの人が知っているだろう」と、掲載をためらう店がある。しかし、「どれだけ多くの人が知っていても、この店は是非とも紹介せねば!」という店も。

その一つが、東京は湯島にあるインド・パキスタン料理『デリー 上野店』だ。創業58年、名店中の名店である。東京在住のカレー好きの中には、「行ったことがある!」という人は多いだろうが、「知らないぞ!」という人のために、今回は老舗のカレー店『デリー 上野店』を取り上げたい。

・スパイスの香り漂う店内

『デリー 上野店』は、地下鉄千代田線湯島駅から歩いてすぐ。行列が出来ていることも多いため、場所はすぐに分かるはずだ。店内に足を踏み入れると、スパイスの香りが飛び込んで来る。私(記者)は今まで何度かこの店に足を運んだが、いつもこの瞬間がたまらない!

なおスペースの関係上、グループで行くよりは、1人か2人で行く方がおすすめ。

・辛さが5段階で表示されている

この店では、自分に合った辛さのカレーを選べる。「カシミールカレー」のように、ハンパなく辛いカレーがあれば、「デリーカレー」や「ベンガルカレー」のように、辛さが抑えられたカレーもある。メニューを見ると、辛さが星の数で5段階表示されているので、それを目安にして、自分に合ったものを選ぶべし! 

また、平日は曜日ごとの日替わりカレーが用意されている他、ドライカレーやタンドリーチキン、ラサムなども。セットメニューもあるので、ガッツリと食べたい人は、そちらがおすすめだ。

・辛さランクが真ん中のカレーでも食べると汗が噴き出す

上のように様々なメニューが用意されている『デリー 上野店』だが、ここでは辛さランクのちょうど真ん中、星3つの「インドカレー」にスポットを当てたい。

「インドカレー」は、粘度の低いさらさら系のカレーで、大きめのジャガイモと鶏肉が入っている。お肉はマトンの場合もあるようだ。辛さランクが真ん中の「インドカレー」と言えども、口に入れるとスパイスの刺激が口の中いっぱいに広がり、すぐに汗が噴き出すぞ。

・スパイスのパンチ力が違う

さらさら系で、ごろっとした野菜と聞くと、スープカレーを連想する人がいるかもしれない。だがこの「インドカレー」、スープカレーとはスパイスのパンチ力が全く違う! この点に関しては、「インドカレー」にかかわらず、お店のカレー全てに共通することかもしれないが、“スパイシー感”がキレキレなのだ。

しかし、そのスパイシー感は他店との違いを生み出すと同時に、辛さの中に奥行きを生み出しているような印象を受ける。とにかく、一度食べると、「辛い辛い」と言いながら、次から次に口に運んでしまう。そして、何度も通ってしまうのだ。

・他に店舗も

ちなみに、『デリー』は上野店の他に、銀座や東京ミッドタウンにも店舗があるようだ。「デリーを知らなかった」という人は、是非とも足を運んで欲しい!

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 デリー 上野店 (DELHI)
住所 東京都文京区湯島3-42-2
時間 11:50〜9:30(L.O.)

Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼こちらがインドカレー(850円)
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▼ライス大盛りにしたライス
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▼チキンに……
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▼ジャガイモ……
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▼そしてルーに浮いているのはパンチ力抜群のスパイス!
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▼なお、ラッシーは400円
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