水タバコ「シーシャ」が密かにブームになっているという。主にイスラム圏で愛されているタバコの一種で、都内ではシーシャを提供するカフェや飲食店、さらには専門店も増えている。女性や非喫煙者でもハマる人が多いらしい……。
「煙を水に通すから喉が痛くならない」とか「紙タバコのように煙くない」などと聞いたことはあるが、正直どんなもんなのだろう……? そこで今回は、知ってはいるけど吸ったことはない、謎多き「シーシャ」を実際に試してきたぞ!
・シーシャ歴10年以上のベテランに教えてもらった
今回伺ったのは、東京は浅草に店を構えるKIMET(キメト)だ。ご主人は10年以上前からシーシャを提供し始めたベテランで、シーシャ素人である私(筆者)にも色々と親切に教えてくれた。やはり「今が一番お客さんが多い」という。ブームは確実に来ているのだ。
・定番はリンゴ味
シーシャのフレーバーは、ニコチンを抜いたタバコの葉に香料を加え、砂糖やシロップで固めたもの。それを炭であぶり、専用の水パイプで吸うのだ。ミント・チョコ・コーヒー・ココナッツなど、50種類以上のフレーバーがあったが、定番中の定番だという「リンゴ」を試させてもらった。
・作り手によって味が変わる
フレーバーをオーダーすると、ご主人はキッチンで調理を開始。ご主人曰く、「作り手によって味が全然違う」らしい。しばらく待つと、水パイプにフレーバーと炭をセットし、ご主人が試し吸いをすると……。水がゴボゴボいってまっせ! あれや、イメージ通りの水タバコや!
・2つのポイント
吸い方には2つのポイントがある。一つはファストフードのシェイクを吸うかの如く、「キューーーッ!」と思い切り吸うこと。もう一つは、紙タバコのように「フゥーー」と吐き出さずに、ゆっくりと「モワワワーーン」と吐き出すこと。こうすることによって、よりフレーバーを楽しめるということだ。
・ハーブ「フェンネル」のような香り
ご主人のレクチャー通り、思い切り吸って体にフレーバーを取り込む! そして口からゆっくーーーーりと吐き出す……! おお、これはハーブだ! インド料理の香辛料「フェンネル」のような甘くスパイシーなハーブの香り! 確かに煙くないし、女性ウケしそうな味である!
・喫煙者も非喫煙者も楽しめる
ご主人によると、シーシャは喫煙者も非喫煙者も楽しめるという。たしかに、喫煙者である私は「タバコを吸っている感」を得られたし、非喫煙者は「タバコじゃなくハーブ楽しんでいる」と感じるだろう。シーシャは通常1時間ほどは吸い続けられるそうで、ゆっくりと味わえるのも人気の秘密のようだ。
・体への害については諸説あり
「タールやニコチンが抜けて体への害が少ない」という話もあるが、これについては諸説あるので注意してほしい。確実にブームが来ている水タバコ「シーシャ」。興味がある人は試してみてはいかがだろうか?
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 KIMET
住所 東京都台東区浅草1丁目 41-9
時間 平日 17:00~24:00 / 土日祝 13:00~24:00
休日 月曜日
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼フレーバーの数は多い。
▼フレーバーを注文するとご主人がキッチンで調理開始。
▼エキゾチックな店内で待つ……。
▼やがてご主人がパイプをセット!
▼炭を置き……
▼吸うとゴボゴボいう!
▼さっそく吸ってみる!
▼ちゃんとキャップを付けてくれるぞ。
▼思い切り吸って、モワワワーーーンと出すのがポイントだ!
▼こちらのお店はワンドリンク制! 手作りチャイをいただいた!
▼KIMETだ!