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2014年9月3日より3日間の日程で、東京ビッグサイトで「第78回東京インターナショナル・ギフト・ショー」(以下、ギフトショー)が開催されている。このイベントは、国内外から約2500社が一同に集結して行われるギフト関連商品の日本最大級の見本市である。

昨年秋に開催された際には、述べ19万人も来場したそうなのだが、その会場でフィギュア史上もっとも不快と呼べる商品を発見してしまった。

その名も「Straining Dog」英語で表記するとちょっとカッコよく思えるのだが、その意味は「いきむ犬」である。そう、便意を催したときに犬が踏ん張る姿を形にしたフィギュアだ。しかも結構デカい。なぜこれを作った!? 開発者はおバカなのか?

・ダイオウグソクムシのiPhoneケースを作った会社

この珍妙な商品の製造を行っているのは、以前に紹介した「ダイオウグソクムシ iPhoneケース」の販売元のラナタウンである。

・もっとほかにあるだろ!

イベント会場には、アメリカ・イタリア・インド・オーストラリアなど海外20の国の地域から577社が出展している。もちろん日本からも2000社近く集結しているなかで、ラナタウンはいきむ犬のフィギュアを全面に押し出してブースを展開しているのだ。勢いとしては「社運をかけて!」と言わんばかりの状況。もっとほかに売り込むものはあったんじゃないのか? と尋ねたい気持ちになってしまう。

・かなりデカい

しかもこのいきむ犬、かなりデカい。高さはやく15センチもあり、手で持つにはデカすぎるくらいだ。iPhone5sと比較してみると、約3倍くらいのサイズ。昔の家庭用黒電話くらいあるのではないかという存在感である。この犬がいきんでいる、果てしなくいきんでいる。見ているこっちも便意を催しそうになってしまう……。よく見ると、キャッチコピーにこう書かれている。

・「Straining Dog」のキャッチコピー

ハイセンスなコレクタブルアイテムが登場! 誰もが見たことがある あの「最中」を丁寧にソフビにしてみました」(Straining Dog チラシより引用)

・「みました」じゃねえよ

なんだよ、「あの最中」って! まさかその言葉でオブラートに包んだつもりかッ。さらに「丁寧にソフビにしてみました」って、何だコレ。ちょっと漬物つけました、みたいに言ってんじゃねえよッ!! そもそもどこがハイセンスなんだッ!?

言いたいことは山ほどある。山ほどあるが、なんだろう。この無視できない感じは。何だかモヤっとするそ。ちなみに予定価格4980円、なかなかの値段だが「1つくらい買ってもいいか」、そう思わせるものは何なんだッ! 気になる、無視できねえ!!

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼これがいきむ犬のフィギュア。犬を飼っている人には見慣れたポーズ
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▼iPhone5Sと比べると結構デカい
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▼顔は意外と柔和。もっと踏ん張ってても良いと思う
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▼カラーバリエーションはムダに豊富
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▼おい! どこがハイセンスなんだよッ!!
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▼ブースには、わざわざハイセンスに仕向けようとアイスペールとワイン、グラスが。ムダなことを……
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▼ポートレートまで貼りだす始末。だから止めろって……
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