生きていくのって大変だ。そう感じたことは誰だってあるかと思うが、悩みや問題の原因を根本的に解決するのはそう簡単ではない。しかし、状況を少しだけマシにすることならできるのではないだろうか?
ということで、今回は米サイト Reddit に寄せられた「ちょっとした困難を切り抜けるためのアイディア」をピックアップして紹介しよう。他の人がどのように困難に立ち向かったり、切り抜けたりしているか参考にしていただきたい。
1:不安になったら実際に手と体を動かす
なんだか不安な気持ちになったら、実際に手や体を動かしてみよう。ギターを弾く、筋トレをする、お皿を洗うなど、なんでもいい。不安な気持ちにエネルギーを注ぐよりも、体を動かすことに集中したほうが、確かに気分を変えることができそうだ。
2:今のことだけに集中する
過去や未来について考えごとが堂々巡りしてしまうときは、考えることをストップして今だけに集中してみよう。「今、自分は車を運転していて、ハンドルに手を乗せている。太陽がまぶしい。自分は道路の上を走っている」など、本当に目の前にあることだけを頭に浮かべるのだ。
過去は全て終わったことだし、未来はまだ起こっていない。しばらく今に集中していれば、不安な気持ちもどこかへ行ってしまうはず。
3:失礼な態度を取られたとき
他人から失礼な態度を取られたら、誰だって嫌な気持ちになるもの。1度だけなら流してしまうことも多いかと思うが、何度も失礼な仕打ちが繰り返されるようなら、その理由を相手に直接聞いてみよう。
ちょっと勇気はいるかもしれないが、ほとんどの場合、相手はひるんでしまって、態度を改めることが多いようだ。ただし、相手が意図的に行っているのが明らかなときだけにしておこう。なかにはただ無神経なだけで、悪意のない場合もあるようだ……。
4:ヒートアップしたときこそ冷静に
ケンカや口論などヒートアップした状況では、できるかぎり冷静になろう。相手がいくら熱くなっていても、落ち着いた口調・きちんとした言葉使いに徹し、背筋を伸ばして、相手の目をまっすぐに見ること。相手が怒鳴ったり、声を荒げたりするほど、より効果的な威力を発揮するだろう。
5:相手を “人間” として扱う
周囲からぞんざいに扱われることがあっても、こちらは決してそういった態度を返さないようにしたい。相手を1人の人間として扱い、自分が恥ずかしく思わない態度で相手に接することを心がけてみよう。
また、直接関係のある人だけでなく、守衛さんや掃除係の人など、間接的に助けてくれている人びとに対しても、横柄な態度は取らないようにしたい。そうすれば、あなたに対する周囲の態度も徐々に変わってくるはずだから。
6:服装や環境から整えてみる
気分が優れない、イマイチ乗り気じゃない。そんなときは服装や環境から変えてみるのも手だ。自分がきちんとした格好をしていることが分かっていれば、態度や姿勢もよくなり、前向きな気分になるはずだからである。
部屋や机の上を片付けることでも、気分転換はできる。気分が落ち込んだままでいるのも時間の無駄なので、さっさと掃除や整理整頓をして、環境も気分も変えてしまおう!
7:泣きそうになったら
泣きたくても人前でそう簡単に泣けない、という人も多いかと思う。しかし、どうしても涙がこぼれそうなときは、頭の中で数字を数えることに集中してみれば、涙ピンチをやり過ごすことができるようだ。
8:背後に鏡を置いてみる
怒っている相手と話し合わなければならないときは、大きな鏡がある場所を選んでみよう。そのとき、自分は鏡を背にし、相手が鏡の中に自らの顔・姿を認められるようにするのがポイントだ。鏡に映る自分の激高する姿などを見てしまうことで、自然と冷静になるのだとか。
9:人の悪口は言わない
周囲の人が誰かの悪口を言い始めても、参加しないようにしてみよう。わざわざ彼らの意見を否定しなくてもいいので、口を挟まないことが大切。 “他人の悪口を言わない人” だと思われれば、周囲で嫌な言葉を聞かなくて済むだけでなく、あなたを信頼する人だって増えるはずだ。
10:水曜日に “お楽しみ” を持ってくる
“サザエさん症候群” という言葉があるように、「また1週間が始まるのか……」と日曜日の夜に憂うつな気持ちになる人は多いという。確かに、デートや行楽などの楽しみは、休みである土日に集中しがちだ。では週の真ん中である、水曜日あたりにもちょっとした楽しみを持ってきてみてはいかがだろうか?
そうすれば、首を長くして1週間後を待たなくても、まずは水曜日の “お楽しみ” まで頑張ろうという気持ちになれるはずだ。
……以上である。しかし、「いくらアイディアを仕入れても、現実は予想通りには行かない」だとか、「ハウツーを学ぶよりも、周囲の人を観察して、自分の頭で考えた方がいい」といった意見も寄せられていたのも確か。いずれにせよ、何かしらの対策・工夫でもって困難を切り抜けていただきたい!